研究等業績 - 総説・解説 - 三島 和夫
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【知っておきたい器質性・症状性・薬剤性の精神障害:Update】抗NMDA受容体脳炎
筒井 幸, 馬越 秋瀬, 神林 崇, 田中 惠子, 清水 徹男, 三島 和夫
臨床精神医学 ( (株)アークメディア ) 48 ( 1 ) 11 - 16 2019年01月
総説・解説(学術雑誌)
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【精神科薬物療法の実践と治療哲学】(第IV章)<その他> 睡眠薬の種類と正しい使い方
三島 和夫
臨床精神医学 ( (株)アークメディア ) 47 ( 増刊 ) 167 - 172 2018年12月
総説・解説(学術雑誌)
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三島 和夫
睡眠医療 ( (株)ライフ・サイエンス ) 12 ( 4 ) 491 - 497 2018年12月
総説・解説(学術雑誌)
・認知症では、睡眠・覚醒系神経核および概日リズム調節にかかわる視交叉上核(suprachiasmatic nucleus:SCN)やその投射路が集中する脳幹、視床下部、視床などに不可逆的な器質障害が生じるため、重篤な夜間不眠、過眠、不規則な睡眠・覚醒時間パターンが認められる。睡眠・概日リズム障害は認知症の発症リスク要因、前駆症状であると同時に、認知・社会機能やQOLを低下させる併存疾患でもある。・認知症に併存する睡眠障害の内訳は多岐にわたり、その多くは難治性である。したがって治療にあたっては鑑別診断が重要であり、安易に催眠鎮静系向精神薬を用いるべきではない。(著者抄録)
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BPSDと睡眠障害
有竹清夏, 三島和夫
ねむりとマネージメント 2018年10月
総説・解説(学術雑誌)
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【認知症トータルケア】治療とケア 認知症の行動・心理症状(BPSD)に対する治療 睡眠障害
三島 和夫
日本医師会雑誌 ( (公社)日本医師会 ) 147 ( 特別2 ) S233 - S235 2018年10月
総説・解説(学術雑誌)
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慢性不眠症治療のストラテジー 睡眠薬減量に対するCBT-Iの貢献と課題 日本における多施設共同ランダム化比較試験によるCBT-Iの有効性
綾部 直子, 三島 和夫
心身医学 ( (一社)日本心身医学会 ) 58 ( 7 ) 622 - 627 2018年10月
総説・解説(学術雑誌)
GABA-A受容体作動薬(GABA-A receptor agonists:GABAA-RA)によって不眠症が寛解しない薬物療法抵抗性の原発性不眠症患者を対象として、CBT-Iを補完することによる不眠症の改善効果およびGABAA-RAの漸減促進効果を多施設共同のランダム化比較試験を用いて検討した。対象者は、CBT-I群、または通常治療である睡眠衛生指導のみのTAU群のいずれかに割り付けられた。隔週計5回の介入のうちセッション4と5は両群とも漸減法を用いた睡眠薬の減薬指導とした。解析の結果、CBT-I群はTAU群と比較して、介入後、1ヵ月後フォローアップで不眠重症度が有意な減少を示した。GABAA-RAの減薬率については、CBT-I群で介入前から1ヵ月後フォローアップにかけて約30%の減薬率を示したものの、TAU群と比較して有意な優越性は示されなかった。本研究の結果から、CBT-Iの減薬促進効果については減薬プロトコルや減薬期間の最適化によるさらなる検証が望まれる。(著者抄録)
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日中の光曝露が概日リズムに与える影響
吉村 道孝, 北村 真吾, 衛藤 憲人, 肥田 昌子, 勝沼 るり, 綾部 直子, 元村 祐貴, 西脇 祐司, 根岸 一乃, 坪田 一男, 三島 和夫
不眠研究 ( メディカルフロントインターナショナル(有) ) 2018 32 - 32 2018年09月
総説・解説(学術雑誌)
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【不眠症の治療と睡眠薬】睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドラインの臨床的意義
三島 和夫
精神医学 ( (株)医学書院 ) 60 ( 9 ) 949 - 956 2018年09月
総説・解説(学術雑誌)
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現代社会の睡眠習慣が抑うつを惹起するメカニズム
三島 和夫
ヘルスカウンセリング学会学術大会・総会プログラムおよび講演抄録集 ( (NPO)ヘルスカウンセリング学会 ) 25回 13 - 13 2018年09月
総説・解説(学術雑誌)
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特集 不眠症の治療と睡眠薬 睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドラインの臨床的意義
三島 和夫
精神医学 ( 株式会社医学書院 ) 60 ( 9 ) 949 - 956 2018年09月
総説・解説(学術雑誌) 単著
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三島 和夫
成人病と生活習慣病 ( (株)東京医学社 ) 48 ( 8 ) 879 - 885 2018年08月
総説・解説(学術雑誌)
・睡眠薬は処方頻度の高い薬剤である一方で、その多剤併用、漫然長期処方が厳しく問われている。・「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」のコンセプトに基づき、不眠症の治療戦略、特に出口戦略(安全な長期維持療法もしくは減薬中止)について患者とともに意思決定することが求められている。・ベンゾジアゼピン系睡眠薬はファーストラインから外れ、よりリスクが低減された非ベンゾジアゼピン系睡眠薬、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬を適宜選択して不眠症の薬物療法を組み立てることが推奨されている。・睡眠薬のリスクとベネフィットを患者自身が理解、納得し、積極的に治療に参加するアドヒアランスの高い不眠医療こそが治療転帰を向上させるもっとも有効な手立てとなる。(著者抄録)
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【ガイドラインの作成・普及に向けての取り組み】不眠治療の出口戦略を考える 睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドラインから
三島 和夫
精神科 ( (有)科学評論社 ) 33 ( 1 ) 57 - 63 2018年07月
総説・解説(学術雑誌)
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【ビッグデータ時代の精神医学】ウェアラブルデバイスとオンライン診断システムの睡眠医学への応用
三島 和夫
分子精神医学 ( (株)先端医学社 ) 18 ( 3 ) 124 - 130 2018年07月
総説・解説(学術雑誌)
ウェアラブルデバイスとオンライン診断システムを活用した睡眠障害の診断システムが社会実装されようとしている。IoT(Internet of Things)技術の進歩によって生体情報データを高精度かつ連続的にモニタリングし、クラウド上にデータストレージできる安価なデバイスが続々と登場している。ウェアラブルデバイスによる睡眠障害の診断精度は、複数の生体情報の同時測定やその解析アルゴリズムの進歩によって格段に向上している。今後は個人の生体情報を繰り返し取得することでAI(人工知能)の機械学習や深層学習によってテーラーメイド型の睡眠医療が可能になるだろう。われわれが作成した睡眠医療の支援と睡眠障害研究の促進を目的とした集約型睡眠医療プラットフォーム(睡眠医療および睡眠研究用プラットフォームResearch Platform for Advanced Sleep Medicine;略称PASM)のように、質の高い睡眠医療の提供、臨床情報や研究用バイオリソースの管理までをサポートするプラットフォームも登場している。ウェアラブルデバイスを通じて得られた豊富な臨床情報が付加されたバイオリソースを活用することで、睡眠障害の病態研究の飛躍的な進展も期待される。(著者抄録)
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【向精神薬による不眠治療エビデンスはあるか?-現状と課題-】向精神薬を用いた不眠治療の現状と課題
三島 和夫
精神神経学雑誌 ( (公社)日本精神神経学会 ) 120 ( 7 ) 558 - 563 2018年07月
総説・解説(学術雑誌)
精神疾患に伴う強度の不眠,夜間不穏は精神医療,看護上の難題の1つであり,睡眠薬に加えて,抗精神病薬,抗うつ薬など催眠鎮静作用の強い向精神薬が頻用される.たしかにα1,α2,H1,5-HT2遮断作用などを有する向精神薬のなかには,主観的催眠作用,睡眠ポリグラフ上での入眠潜時の短縮,総睡眠時間の延長,中途覚醒時間の短縮などの睡眠調節効果が確認されているものもある.しかし,それらの知見のほとんどは短期服用時の効果をみた小規模な(時には健常被験者を対象とした)試験によるものであり,不眠症患者を対象にして中長期服用時の不眠改善効果と忍容性を検証した臨床試験はほとんどない.今後,既存の睡眠薬が奏効しない難治性不眠症に対する補完療法として催眠鎮静系向精神薬を活用することが可能か,用量,投与期間,安全性を明らかにする臨床データが求められている.(著者抄録)