研究等業績 - その他 - 赤嶺 由美子
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クロザピンのTDMの現状と今後の課題 クロザピン血中濃度測定法の開発と臨床応用
赤嶺 由美子, 菊池 結花
日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 ( 日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会 ) 29回・49回 114 - 114 2019年10月
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日本人統合失調症患者でのクロザピンと活性代謝物ノルクロザピンの血中濃度および血中濃度比の推移モデルの構築
森田 和弥, 赤嶺 由美子, 三國 雅彦, 黒木 俊秀, 功刀 浩, 鬼木 健太郎, 猿渡 淳二, 古郡 規雄, 治療抵抗性統合失調症に対する治療戦略のためのデータベース構築に関する研究班
日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 ( 日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会 ) 29回・49回 132 - 132 2019年10月
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【がん治療と薬物相互作用 ピットフォールに陥らないための基礎と実践】併存疾患のあるがん患者における薬物相互作用のピットフォール うつ病
赤嶺 由美子, 三浦 昌朋
薬局 ( (株)南山堂 ) 70 ( 7 ) 1475 - 1479 2019年06月
<Key Points>◎抗うつ薬の多くはCYP2D6の基質となるため、CYP2D6を阻害する抗がん薬との併用には注意を要する。◎特に新規分子標的抗がん薬ダコミチニブはCYP2D6を強く阻害するため、SSRI、三環系、四環系抗うつ薬との併用には十分なモニタリングを要する。◎SSRIはCYPだけではなく、P-糖タンパク(P-gp)も阻害し、基質薬物の血中濃度上昇を引き起こす。◎分子標的抗がん薬の多くはP-gpの基質となるため、P-gp阻害作用を有するフルボキサミンやパロキセチンと併用する場合は注意を要する。◎SNRI/SSRIは鎮痛補助薬としても使用され、CYP2D6の基質となるオピオイドとの併用には注意が必要である。(著者抄録)
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クロザピンおよびその活性代謝物濃度モニタリング中に好中球・白血球減少症となった1例
菊池 結花, 佐藤 優真, 小松 宗央, 赤嶺 由美子, 大森 佑貴, 神林 崇, 三島 和夫, 清水 徹男
精神神経学雑誌 ( (公社)日本精神神経学会 ) ( 2019特別号 ) S448 - S448 2019年06月
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gefitinibの薬物動態と血中濃度の変動に関する検討
中山 勝敏, 坂本 祥, 佐藤 一洋, 奥田 佑道, 浅野 真理子, 板倉 有紀, 大田 秀隆, 横田 隼人, 赤嶺 由美子, 三浦 昌朋
日本老年医学会雑誌 ( (一社)日本老年医学会 ) 56 ( Suppl. ) 111 - 112 2019年05月
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PK-PD-PGxに基づいたクロザピン個別化療法の確立
赤嶺 由美子
薬学研究の進歩 ( (公財)薬学研究奨励財団 ) ( 35 ) 75 - 80 2019年03月
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【モニタリングから介入まで 自信をもって対応できる薬物相互作用】フルーツジュースとの薬物相互作用
赤嶺 由美子, 三浦 昌朋
薬事 ( (株)じほう ) 61 ( 4 ) 601 - 606 2019年03月
<Points>▼グレープフルーツジュースは小腸のCYP3A/P糖タンパク質(P-gp)を阻害し、基質薬物の血中濃度上昇を引き起こす。▼グレープフルーツジュースによるCYP3A/P-gpの阻害はコップ1杯の量で引き起こされ、24時間〜3日間阻害効果が持続するため、相互作用は服薬時間をずらすことでは回避できず、事前にグレープフルーツジュースの飲用を避けるよう説明が必要である。▼グレープフルーツジュースならびにアップルジュース、オレンジジュースは小腸のOATP2B1を阻害し、基質薬物の血中濃度減少を引き起こす。▼フルーツジュースコップ1杯(250〜400mL)で十分にOATP2B1は阻害されるが、約4時間あけることで阻害の影響がなくなり、相互作用の影響を回避できると考えられる。(著者抄録)
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肝細胞がん患者においてレンバチニブとワルファリンの相互作用が疑われた症例とその機序解明
柳下博信, 加藤正太郎, 赤嶺由美子, 南慎一郎, 高橋健一, 千葉充, 飯島克則, 三浦昌朋
日本医療薬学会年会講演要旨集(Web) 29 2019年
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エベロリムス服用腎移植患者における脂質異常症発現時期とリスク因子に関する検討
佐藤汐莉, 赤嶺由美子, 加賀谷英彰, 佐藤滋, 三浦昌朋
日本医療薬学会年会講演要旨集(Web) 29 2019年
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エビデンスに基づいた精神科領域における個別化療法—~薬剤師による臨床業務と研究活動のさらなる進化を求めて~
赤嶺 由美子, 猿渡 淳二
日本医療薬学会年会講演要旨集 ( 一般社団法人 日本医療薬学会 ) 28 ( 0 ) 408 - 413 2018年11月
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ABCB1遺伝子多型は多発性骨髄腫患者におけるレナリドミドの薬物動態に影響を与える(ABCB1 polymorphism influence the pharmacokinetics of lenalidomide in patients with multiple myeloma)
小林 敬宏, 鐙屋 舞子, 赤嶺 由美子, 伊藤 史子, 志田 青慈, 三浦 昌朋, 高橋 直人
臨床血液 ( (一社)日本血液学会-東京事務局 ) 59 ( 9 ) 1624 - 1624 2018年09月
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日本人統合失調症患者に対するクロザピンの個別化治療の確立
赤嶺 由美子, 菊池 結花, 清水 徹男, 三浦 昌朋
臨床薬理の進歩 ( (公財)臨床薬理研究振興財団 ) ( 39 ) 117 - 124 2018年06月
臨床現場にて日常的に血中薬物濃度モニタリングが行えるためのクロザピン(CLZ)およびN-デスメチルクロザピン(N-CLZ)の同時測定法を開発し、この測定法を用いてCLZ血中濃度に影響を及ぼす因子について検討した。CLZを用いて治療抵抗性統合失調症の治療を行っている患者45名を対象とした。CLZとN-CLZのピークは0.5M KH2PO4(pH4.0)/アセトニトリル/酢酸の移動相およびC18 STR ODS-IIカラムを用いた流速0.5mL/minにて明確に分離された。本測定法は精度が良好であることが確認され、10ng/mL-2500ng/mLの範囲で作成した検量線は良好な直線性が認められた。CYP2D6遺伝子多型をextensive metabolizers(EMs)、ヘテロEMs、intermediate metabolizersの三つのグループに分類した結果、3群の間でCLZとN-CLZのC/D比の中央値に有意差は認められなかった。重回帰分析を実施したところ、ABCG2遺伝子多型のみがCLZのC/D比と有意な関連を示していた。
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TDMの可能性を拡げよう!-臨床業務と研究活動への展開- 実臨床におけるTDMの現状と展望
赤嶺 由美子
TDM研究 ( (一社)日本TDM学会 ) 35 ( 2 ) 85 - 85 2018年05月
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日本人統合失調症患者におけるクロザピン及び活性代謝物ノルクロザピンの母集団薬物動態解析
森田 和弥, 鬼木 健太郎, 赤嶺 由美子, 三國 雅彦, 黒木 俊秀, 功刀 浩, 猿渡 淳二, 古郡 規雄
TDM研究 ( (一社)日本TDM学会 ) 35 ( 2 ) 149 - 149 2018年05月