Research Achievements - Other -
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肺移植患者における個別化薬物療法
山口 浩明, 菊地 正史, 田中 雅樹, 高崎 新也, 野田 あおい, 重田 健介, 白木 美香, 高木 秀侑, 松田 安史, 野田 雅史, 岡田 克典, 眞野 成康
臨床薬理の進歩 ( (公財)臨床薬理研究振興財団 ) ( 39 ) 104 - 116 2018.06
肺移植後患者における薬物療法の個別最適化に向けたエビデンスの構築を目的とし,ミミコフェノール酸(MPA)のAUC推定式の導出および併用薬物の血中濃度情報を活用した相互作用解析を行った.対象は定期検査のため当院に入院した肺移植後患者36名で,ミコフェノール酸モフェチル服用前,服用後0.5,1,2,4,8,12時間後に採血した.MPAのAUC算出では36名,タクロリムスとイトラコナゾール(ITCZ)の相互作用解析では41名,ITCZおよび代謝物血漿中濃度測定とタクロリムス体内動態との相関では20名,シロリムスとITCZの相互作用解析では7名を対象とした.MPAのAUC予測に関して,AUC0-12推定式から得られた予測値と実測値との相関は良好であり,予測精度も良好であった.タクロリムス-ITCZの相互作用解析では,タクロリムスのトラフ濃度に違いは認められなかった.また,ITCZおよびITCZ+OH-ITCZのC/D比とタクロリムスC/D比の良好な相関が認められ,ITCZを併用した患者でシロリムスの平均C/D比は高値を示していた.
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肺移植患者における個別化薬物療法
山口 浩明, 菊地 正史, 田中 雅樹, 高崎 新也, 野田 あおい, 重田 健介, 白木 美香, 高木 秀侑, 松田 安史, 野田 雅史, 岡田 克典, 眞野 成康
臨床薬理の進歩 ( (公財)臨床薬理研究振興財団 ) ( 39 ) 104 - 116 2018.06
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乳がんFEC100療法におけるニューロキニン1受容体拮抗薬の費用効果分析の検討
中川 直人, 渡邊 桂子, 菊地 正史, 石田 孝宣, 木皿 重樹, Lai Leanne
医薬品相互作用研究 ( 医薬品相互作用研究会 ) 42 ( 2 ) 95 - 102 2018.06
乳がんFEC100療法(Fluorouracil-Epirubicin-Cyclophosphamide)4コースを終えた外来患者62名(女性)を対象とし,アプレピタント(APR)を投与したA群,ホスアプレピタント(FOS)を投与したF群とした.A群1コースは合計9516円,F群1コースは合計12635円で,全体的にF群の方が直接医療費は高くなった.A群のCR率はF群よりも高く,また期待費用もF群より安価であることから,APRは優位(効果が大きく費用が安い)であった.感度分析を行い,FOSのCR率が仮に高くなっても,APRの優位性は揺るがないことが明らかとなった.
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肺移植患者における個別化薬物療法
山口 浩明, 菊地 正史, 田中 雅樹, 高崎 新也, 野田 あおい, 重田 健介, 白木 美香, 高木 秀侑, 松田 安史, 野田 雅史, 岡田 克典, 眞野 成康
臨床薬理の進歩 ( (公財)臨床薬理研究振興財団 ) ( 39 ) 104 - 116 2018.06
肺移植後患者における薬物療法の個別最適化に向けたエビデンスの構築を目的とし,ミミコフェノール酸(MPA)のAUC推定式の導出および併用薬物の血中濃度情報を活用した相互作用解析を行った.対象は定期検査のため当院に入院した肺移植後患者36名で,ミコフェノール酸モフェチル服用前,服用後0.5,1,2,4,8,12時間後に採血した.MPAのAUC算出では36名,タクロリムスとイトラコナゾール(ITCZ)の相互作用解析では41名,ITCZおよび代謝物血漿中濃度測定とタクロリムス体内動態との相関では20名,シロリムスとITCZの相互作用解析では7名を対象とした.MPAのAUC予測に関して,AUC0-12推定式から得られた予測値と実測値との相関は良好であり,予測精度も良好であった.タクロリムス-ITCZの相互作用解析では,タクロリムスのトラフ濃度に違いは認められなかった.また,ITCZおよびITCZ+OH-ITCZのC/D比とタクロリムスC/D比の良好な相関が認められ,ITCZを併用した患者でシロリムスの平均C/D比は高値を示していた.
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第2回病院薬剤師が実践するリバーストランスレーショナルリサーチの最前線〜分子標的探索と個別化医療への挑戦〜 経口分子標的薬の個別化投与設計に向けて
山口 浩明, 高崎 新也, 菊地 正史, 川崎 芳英, 荒井 陽一, 眞野 成康
日本薬学会年会要旨集 ( (公社)日本薬学会 ) 138年会 ( 1 ) 134 - 134 2018.03
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レセプトデータを利用した小児ADHD患者における処方実態の把握
吉田 真貴子, 小原 拓, 菊地 紗耶, 菊地 正史, 山口 浩明, 眞野 成康
日本薬学会年会要旨集 ( (公社)日本薬学会 ) 138年会 ( 4 ) 185 - 185 2018.03
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インソースCIDを利用したLC/ESI-MS/MSによるチロシンキナーゼ阻害薬一斉測定法の構築
佐藤 裕, 高崎 新也, 田中 雅樹, 前川 正充, 菊地 正史, 川崎 芳英, 荒井 陽一, 山口 浩明, 眞野 成康
日本薬学会年会要旨集 ( (公社)日本薬学会 ) 138年会 ( 4 ) 175 - 175 2018.03
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山口浩明, 高崎新也, 菊地正史, 川崎芳英, 荒井陽一, 眞野成康
日本薬学会年会要旨集(CD-ROM) 138th ROMBUNNO.S11‐2 2018
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小林美奈子, 土屋雅美, 土屋雅美, 菊地正史, 小原拓, 木皿重樹, 高村千津子, 眞野成康, 眞野成康
日本臨床腫瘍薬学会学術大会講演要旨集 2018 255 2018
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レセプトデータを利用した小児ADHD患者における処方実態の把握
吉田真貴子, 小原拓, 菊地紗耶, 菊地正史, 山口浩明, 眞野成康
日本薬学会年会要旨集(CD-ROM) 138th ( 4 ) ROMBUNNO.28PA‐pm302 - 185 2018
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インソースCIDを利用したLC/ESI‐MS/MSによるチロシンキナーゼ阻害薬一斉測定法の構築
佐藤裕, 高崎新也, 田中雅樹, 前川正充, 菊地正史, 川崎芳英, 荒井陽一, 山口浩明, 眞野成康
日本薬学会年会要旨集(CD-ROM) 138th ( 4 ) ROMBUNNO.28PA‐pm242 - 175 2018
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LC/ESI-MS/MSを用いたシロリムスの全血中濃度測定法の構築
重田 健介, 菊地 正史, 山口 浩明, 眞野 成康
臨床化学 ( (一社)日本臨床化学会 ) 46 ( Suppl.1 ) 292 - 292 2017.09
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PETINIAとLC-MS/MSで得られた肺移植患者のミコフェノール酸血中濃度の比較
菊地 正史, 田中 雅樹, 高崎 新也, 高橋 阿希子, 秋場 美紀, 松田 安史, 野田 雅史, 久道 周彦, 山口 浩明, 岡田 克典, 眞野 成康
臨床化学 ( (一社)日本臨床化学会 ) 46 ( Suppl.1 ) 302 - 302 2017.09
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PETINIAとLC‐MS/MSで得られた肺移植患者のミコフェノール酸血中濃度の比較
菊地正史, 田中雅樹, 高崎新也, 高橋阿希子, 秋場美紀, 松田安史, 野田雅史, 久道周彦, 山口浩明, 岡田克典, 眞野成康
臨床化学 46 302 2017.09
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乳がんFEC100レジメンにおけるニューロキニン1受容体拮抗薬の薬剤経済学的評価
中川 直人, 渡邊 桂子, 菊地 正史, 石田 孝宣, 木皿 重樹, Lai Leanne, 村井 ユリ子
日本医薬品情報学会総会・学術大会講演要旨集 ( (一社)日本医薬品情報学会 ) 20回 200 - 200 2017.06
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スニチニブ投与により4年間完全奏功が維持できた腎細胞癌患者1症例のスニチニブ血中濃度推移
高崎 新也, 山下 慎一, 田中 雅樹, 菊地 正史, 木皿 重樹, 山口 浩明, 川崎 芳英, 伊藤 明宏, 荒井 陽一, 眞野 成康
日本泌尿器科学会総会 ( (一社)日本泌尿器科学会総会事務局 ) 105回 PP07 - 08 2017.04
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LC/ESI-MS/MSを用いた薬毒物中毒原因物質迅速スクリーニングの有用性
田中 雅樹, 前川 正充, 小梶 哲雄, 菊地 正史, 高崎 新也, 池端 泰奈, 矢内 一成, 鈴木 博也, 赤坂 和俊, 木皿 重樹, 野村 亮介, 久志本 成樹, 山口 浩明, 眞野 成康
日本薬学会年会要旨集 ( (公社)日本薬学会 ) 137年会 ( 4 ) 129 - 129 2017.03
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【新薬展望2017】(第III部)治療における最近の新薬の位置付け<薬効別> 新薬の広場 免疫抑制剤
菊地 正史, 眞野 成康
医薬ジャーナル ( (株)医薬ジャーナル社 ) 53 ( 増刊 ) 314 - 320 2017.01
近年,自己免疫疾患のメカニズムは分子レベルで解明されてきており,生物学的製剤やヤヌスキナーゼ阻害薬などの新薬が相次いで上市されている.乾癬では,ヘルパーT細胞のサブセットの一つであるTh17から産生されるインターロイキン(IL)-17が,ケラチノサイトの増殖や関節の炎症に関与することが明らかとなっている.2016年には,新たな乾癬治療薬として,ヒト化抗IL-17Aモノクローナル抗体のイキセキズマブ(トルツ皮下注80mgオートインジェクター,同シリンジ)および抗IL-17受容体完全ヒト抗体のブロダルマブ(ルミセフ皮下注210mgシリンジ)が承認された.本稿では,これらの作用機序,臨床成績,薬物動態および副作用などについて概説する.(著者抄録)
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外来治療中に経口抗がん薬の血中濃度測定により服薬アドヒアランスが向上した2例
高崎新也, 川崎芳英, 田中雅樹, 菊地正史, 木皿重樹, 山口浩明, 伊藤明宏, 荒井陽一, 眞野成康
日本臨床腫瘍薬学会学術大会講演要旨集 2017 170 2017
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腎 腎がん分子標的治療の現況 切除不能腎癌治療におけるSunitinibの至適血中濃度の検討
川崎 芳英, 高崎 新也, 伊藤 明宏, 山下 慎一, 川守田 直樹, 泉 秀明, 安達 尚宣, 三塚 浩二, 海法 康裕, 田中 雅樹, 菊地 正史, 山口 浩明, 眞野 成康, 荒井 陽一
日本癌治療学会学術集会抄録集 ( (一社)日本癌治療学会 ) 54回 MS4 - 4 2016.10