所属 |
教育文化学部 地域文化学科 地域社会・心理実践講座 地域社会コース |
職務経歴(学内) 【 表示 / 非表示 】
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2018年04月-継続中
秋田大学 教育文化学部 地域文化学科 地域社会・心理実践講座 地域社会コース 教授
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2015年10月-2018年03月
秋田大学 教育文化学部 教授
学会(学術団体)・委員会 【 表示 / 非表示 】
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2003年05月-継続中
日本国
地域社会学会
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1998年09月-継続中
日本国
東北都市学会
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1998年09月-継続中
日本国
日本都市学会
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1995年07月-継続中
日本国
日本社会教育学会
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1992年06月-継続中
日本国
日本社会学会
学位論文 【 表示 / 非表示 】
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ローカル・コミュニティの変容とシティズンシップ
石沢真貴
2020年03月 [査読有り]
単著
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シュッツ社会学理論の研究ーその科学的方法論のゆくえ
石沢真貴
1993年03月
単著
研究等業績 【 表示 / 非表示 】
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漆文化・産業の再評価と地域再生―湯沢市の川連漆器産業を事例としてー
石沢真貴, 成田憲二, 林武司
東北都市学会研究年報 ( 19・20 ) 1 - 16 2022年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
本研究は、漆文化と伝統的地場産業に関する社会科学と自然科学との文理融合の総合的地域研究である。秋田県湯沢市稲川地区(旧稲川町)の特産品である川連漆器は、小規模ながら堅牢で実用性が高い特性と国産の木地を使用しており、当地域は希少な漆器産地として再評価され始めている。またその地域的な特徴として、産地集落のまとまりを維持している。しかし、現在では地元産の漆はほとんど採取できなくなっている。国産木地の利用に加え、地元産漆による漆器生産ができれば、当地の地域文化・産業を再評価できる可能性が高まる。
そこで本稿では、集落構造と社会関係の分析による人的資源と、ウルシ個体群、地形、土壌等の自然環境資源に着目した文理融合の総合的調査研究によって、地域資源の現状を把握し課題を明らかにすることを目的とする。
知見として得られたことは、川連漆器産地の従来からの特徴に加え、国産木地と地元産漆を使った商品による漆文化・産業の再評価を確実なものにするためには、まずウルシの良好な生育に必要な土壌の選定と、既存の成木の生育環境の管理を十分おこない個体群を増加させる事が必要であり、またそうした活動を実行し、川連漆器産業を再生させる意識をもつ人材とその次世代育成ができうる社会関係、そしてそれによるコミュニティの再生が必要であることが導き出せた。
キーワード:漆文化・産業、文理融合、川連漆器、湯沢市 -
ポストナショナル・シティズンシップ後の理論展開とその課題
石沢真貴
東北都市学会 ( 17・18 ) 15 - 24 2018年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 単著
シティズンシップ論は1980年代におけるサッチャリズムを契機に社会政策的に現代的な議論が活発になったが、国家を前提としたナショナル・シティズンシップの限界が指摘され、ポストナショナル・シティズンシップが提唱されるようになった。しかし、議論が拡散、停滞し、もはやシティズンシップ論は終焉したととも言われてきた。
一方、グローバル化、個人化が進み、人々が拠り所としてきた家族や地域といったコミュニティの喪失感が大きくなっている現在において、社会的統合の指針としてリベラル・ナショナリズム論と言われる政治哲学的議論が注目され、新たなシティズンシップの議論が起きている。
本稿では、これまでのシティズンシップ論の変遷を追い、また新たなリベラル・ナショナリズムの動向を概観しつつ、今日におけるシティズンシップ論の意義を再考する。 -
複合学部の課題からみた社会学教育・研究に関するコメント
石沢真貴
社会学年報 46 107 - 110 2017年12月 [招待有り]
研究論文(学術雑誌) 単著
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市町村合併に伴う横手市十文字駅前周辺のまちづくりの課題
石沢真貴、上村康之
日本都市学会研究年報 ( 47 ) 293 - 300 2014年05月
研究論文(学術雑誌) 国内共著
市町村合併が、地方都市中心市街地における地域活性化、住民によるまちづくりにどの様な影響を及ぼしたのか、横手市旧十文字町の再開発状況やまちづくりに関する都市計画の経緯を追い、また地域住民へのまちづくりに関する意識調査結果をもとにまちづくりの課題を考察した。
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新型コロナウィルス感染症パンデミックによる地域コミュニティへの影響ー秋田市における地域サロン活動を事例にー
石沢真貴
秋田大学教育文化学部研究紀要 人文・社会科学 ( 78 ) 9 - 17 2023年02月
研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
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新たな時代のシティズンシップ―ポスト・シティズンシップへ向けて
石沢 真貴
秋田大学教育文化学部研究紀要 人文科学・社会科学部門 76 1 - 12 2021年03月
研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
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新たな時代のシティズンシップーポスト・シティズンシップへ向けて
石沢真貴
秋田大学教育文化学部研究紀要 人文科学・社会科学部門 ( 76 ) 1 - 12 2021年03月
研究論文(大学,研究機関紀要)
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林 武司, 石沢 真貴, 成田 憲二
日本地理学会発表要旨集 ( 公益社団法人 日本地理学会 ) 2020 ( 0 ) 2020年
<p>秋田県南東部に位置する湯沢市の稲川地区では,川連漆器と呼ばれる漆器が生産されてきた.川連漆器は800年の歴史を有し,現在においても湯沢市における主要産業の1つであるが,売上高の減少に伴って従業者数の減少や高齢化が進行している.秋田県漆器工業協同組合は,これらの課題の対策の一環としてウルシ栽培を試みている.本研究は,稲川地区におけるウルシ栽培をより効率的かつ持続的なものにするための基盤情報を得ることを目的として,①自然条件,②人的条件,③自然災害に関わる条件に着目し,GISを用いてウルシ栽培適地の検討を行った.</p>
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成田 憲二, 石沢 真貴, 林 武司
日本地理学会発表要旨集 ( 公益社団法人 日本地理学会 ) 2020 ( 0 ) 2020年
<p>1.はじめに</p><p>江戸時代に漆器産業が確立して以来、日本各地に漆器産地が成立し、それに伴い原料となる漆生産のためのウルシ植林が盛んに行われてきた。昭和に入り社会環境の変化に伴う漆器生産の衰退による漆需要の減少と中国産原料におされ漆生産量も急激に減少したが、近年、文化財修復に伴い安定的な国産漆の供給体制を確立する動きが高まってきたことに加え、工芸品としての価値が見直され全国各地での漆器生産が復興しつつあるのに伴い、ウルシ植林の機運も高まっている。</p><p>秋田県南東部に位置する湯沢市稲川地区では、江戸期より川連漆器が生産されていたが、需要の低迷や生産者の減少などによりその生産は低迷していた。近年、国による伝統工芸品の再評価を受け,秋田県,湯沢市の支援事業等により人材育成や商品開発,海外販路の開拓などに取り組んでいる。その中で、漆器生産者自身により漆の生産を行う活動が始まり、稲川地区2ヶ所においてウルシの植林も試験的に行われている。ウルシ植林には、その生態学的特性の理解と周囲の土地利用形態を考慮した適正な生産・管理が必要である。伝統工芸品の生産が長年続いた地域は、利用植物に応じた独特の資源利用空間による景観特徴を持つため、既存の生産地に見られる景観的特徴を客観的に把握しデータ化した上で植林場所や方法を検討する必要がある。</p><p>本研究では,秋田県稲川地区におけるウルシ生産地としての諸特性を把握した上で、今後の漆生産の可能性を評価し、その基礎資料作成することを目的として,ウルシ原木の現状把握を行った。</p><p></p><p>2.研究方法</p><p>秋田県湯沢市・稲川地区内のうち多数のウルシ個体が認められる大沢地区において、2018年〜2020年にかけて毎木調査を行なった。調査地全域を踏査し発見した全てのウルシ木について、位置、個体サイズ(直径、樹高)を測定し、個体の状況について観察を行なった。</p><p>これらの実測データに加えて、国土地理院の1940年代及び70年代の空中写真画像データ、数値標高データ, GoogleMaps等の空間地理情報を取得し、GIS(QGIS 3.4)によってウルシ個体群の空間分布と地形や土地利用の変遷などとの関係について分析した。</p><p></p><p>3.結果・考察</p><p>調査地である稲川・大沢地区を踏査した結果、175個体(成木126個体、稚樹49個体)のウルシ個体を確認した。ウルシ個体はそのほとんどが農道または畑の境界に植えられたものであり、面的に植林されたものは存在しなかった。個体群は大きく成長した老齢と思われる個体で構成され、また腐朽が進んだりツル植物に覆われた個体が目立った。新規加入個体は一部の大径木からの出根による無性繁殖による可能性が高い事が推察された。</p>
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少年期の自然体験が森への意識に及ぼす影響-異なる世代へのアンケートより
蒔田 明史, 木幡 修也, 石沢 真貴
日本森林学会大会発表データベース ( 日本森林学会 ) 129 ( 0 ) 2018年
<p> 近年子供たちを取り巻く環境は大きく変化しており、その変化は子供たちの自然との関わりや自然への認識に大きな影響を与えている可能性がある。そこで、本研究では、①現在の小中学生、②その保護者の世代、③高齢世代、の異なる3世代に対し、少年期における遊び場所や森に対するイメージ等に関するアンケートを行い、少年期の自然体験が自然に対する意識形成にどう影響しているかを検証した。調査は、田園~山間地域である秋田県五城目町において、①地域の小中学校に依頼して全生徒(411人)と②その保護者、また、③高齢者については地域の健康講座参加者(98人)を対象におこなった。 その結果、世代を経るに従って少年期の自然体験は明らかに減少し、同時に森に対して怖い、危ないといった負のイメージをもつ者の比率が高くなっていた。しかし、小中学生でも、自然との関わりの多い子供たちでは9割近くが森に好印象を持っていた。 これらの結果をもとに、自然への健全な意識を育むためにどんな取組が必要かについて考えてみたい。</p>
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『市民協働・都市内地域分権』と町内会
石沢真貴
地方都市における町内会の転態とその実相―2008年度秋田市町内会・自治会調査結果報告書― 2008年09月 [招待有り]
研究論文(その他学術会議資料等) 単著
◆原著論文【 表示 / 非表示 】
◆⼤学,研究機関紀要【 表示 / 非表示 】
◆その他【 表示 / 非表示 】
Book(書籍) 【 表示 / 非表示 】
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(共著)交響する都市空間と場所Ⅰ 開かれた都市空間
吉原直樹、堀田泉、大澤善信、高橋早苗、石沢真貴 他 ( 担当: 共著 )
法政大学出版局 2015年01月 ISBN: 978-4-588-67213-2
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(共著) 防災コミュニティの基層―東北6都市の町内会分析―
吉原直樹 編著 他多数 ( 担当: 共著 )
御茶の水書房 2011年03月 ISBN: 978-4-275-00926-5
東北6都市の町内会会長を対象としたアンケート調査結果を基軸に、今日関心が高まっている防災・防犯活動に関する町内会活動の現状と課題を各地域の事例を交えて考察している。
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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コロナ危機下におけるトランジション・シティ形成のための基礎的要件に関する研究
基盤研究(C)
研究期間: 2021年04月 - 継続中 代表者: 吉原直樹
今日、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナと略称)のパンデミックによって社会が壊滅的な打撃を受けているが、その一方で、私たちが想定もしなかったような、グリーン・リカバリーに代表されるような「未知の社会」への扉が開かれようとしている。本研究はそうした状況を踏まえながら、パンデミックに向き合いながら、現状をとらえかえし未来へとつないでいく、トランジション・デザイン(移行期デザイン)にもとづくトランジション・シティ形成の可能性/方向性を、そのための基本的要件をさぐることによって明らかにしようとするものである。
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有賀同族団論の再検討:歴史社会学とコモンズロンの観点から
基盤研究(C)
研究期間: 2018年04月 - 継続中
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分化・複層化する原発事故避難者ネットワーク/コミュニティの類型と変容に関する研究
基盤研究(B)
研究期間: 2016年04月 - 2019年03月
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東北地域における漆文化・産業の再評価と地域再生に関する文理融合の基礎研究
萌芽研究
研究期間: 2016年04月 - 2019年03月
日本に特徴的な漆、木材を原料とした伝統的地場産業集積地、特に東北地域を対象に、その地域構造や地域資源について人文・社会学的アプローチと自然科学的アプローチを総合した文理融合の基礎研究を行う。国産の資源を使った伝統的な地域文化・産業の歴史と現状を把握し、文理両面から再評価していくことで、東北地域の地域再生に利活用できる方向性を探る。
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被災地のまちづくりと生活再建に関する調査研究(釜石市と多賀城市を中心にして)
基盤研究(C)
研究期間: 2015年04月 - 2019年03月
その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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湯沢地域における漆文化・産業の再評価と地域再生に関する文理融合の基礎研究
提供機関: 秋田大学 秋田大学教育研究プロジェクト(連携融合研究)平成28年度 年度計画推進経費
研究期間: 2016年04月 - 2017年03月
資金支給機関区分:その他
漆文化や伝統工芸の地場産業を育んできた環境に関する自然科学と、社会関係や社会構造を分析する社会科学との文理融合による重層的アプローチを試みることで、漆器産地における地域資源の現状を分析し、そこから得られた知見を地元にフィードバックすることで、当事者である地域住民が自らの地域固有の文化・産業を再評価し、自然環境保全と地域コミュニティ維持再生に向けた、持続可能な地域づくりに取り組めるような支援を展開することを目的とする。
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湯沢地域における漆文化・産業の再評価と地域再生に関する文理融合型の基礎研究
提供機関: 秋田大学 秋田大学教育研究プロジェクト(連携融合研究) 平成27年度計画推進経費
研究期間: 2015年04月 - 2016年03月
資金支給機関区分:その他
漆文化や伝統工芸の地場産業を育んできた環境に関する自然科学と、社会関係や社会構造を分析する社会科学との文理融合による重層的アプローチを試みることで、漆器産地における地域資源の現状を分析し、そこから得られた知見を地元にフィードバックすることで、地域住民が自らの地域固有の文化、産業を再評価し自然環境保全と地域コミュニティ維持再生に向けた、持続可能な地域づくりに取り組めるような支援を展開すすることを目的とする。
共同研究実施実績 【 表示 / 非表示 】
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地方都市における地域拠点整備の方向性
提供機関: 横手市 地方自治体 学内共同研究
研究期間: 2012年07月 - 2013年03月
横手市十文字地区の新たなまちづくりに関する調査研究
*調査報告書別冊「十文字駅周辺のまちづくりに関する住民意識調査報告書」作成(平成25年3月)
学会等発表 【 表示 / 非表示 】
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コロナ危機下における高齢者の地域活動への影響 ―阿南市加茂谷地区を事例に
石沢真貴
東北都市学会大会 (石巻専修大学) 2022年11月 - 2022年11月
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湯沢市稲川地区のウルシ林の現状について
成田憲二,石沢真貴,林武司
日本地理学会 2020年03月 - 2020年03月
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GISを用いた湯沢市稲川地区のウルシ栽培地の検討
林武司,石沢真貴,成田憲二
日本地理学会 2020年03月 - 2020年03月
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石神と川連の漆器生産をめぐる社会関係の比較:石神調査研究の中間報告(4)
林雅秀,脇野博,石沢真貴
日本村落研究学会 (茂庭壮(仙台市)) 2019年11月 - 2019年11月 日本村落研究学会
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漆文化・産業を活用した地域再生の動向と課題 川連漆器産業を事例に
石沢真貴
東北都市学会2016年度大会 (福島市アクティヴシニアセンターA・O・Z) 2016年11月 - 2016年11月 東北都市学会
学外の社会活動(高大・地域連携等) 【 表示 / 非表示 】
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令和4年度 秋田県立湯沢翔北高等学校 大学模擬講義 地域コミュニティの課題を考えよう
秋田県立翔北高等学校
2022年11月大学模擬講義
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秋田県政策評価委員会委員
2022年04月-継続中 -
地域令和3年度 秋田県立湯沢翔北高等学校 大学模擬講義 地域コミュニティにおける課題を考えよう
秋田県立湯沢翔北高等学校
2021年11月大学模擬講義
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令和3年 秋田革新懇記念講演会(市民講演会) 社会変動期におけるコミュニティのあり方を考える
2021年07月 -
令和元年度 秋田大学大学講座 超スマート社会への対応 「地域コミュニティと高齢社会」
2019年08月