研究等業績 - 原著論文 - 後藤 文彦
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及川 大輔, 岩崎 圭音, 後藤 文彦, 青木 由香利
土木学会論文集 ( 公益社団法人 土木学会 ) 79 ( 7 ) n/a 2023年 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
<p> 橋梁の振動特性を把握することは,橋梁全体の剛性の評価などの観点から重要である.しかし,橋梁の振動測定で用いられるサーボ型速度計などの測定機器は高価なものが多く,点検目的や研究目的で誰もが容易に入手して使用できるものではない.そこで,本研究では加速度計が搭載されている安価なタブレット端末を用いて,木歩道橋に対して十分な精度の振動測定が行えるかどうかを検討した.最も卓越する鉛直逆対称モードに関しては,雑音の影響も少くタブレット端末による測定値と数値解析との誤差は−4.0%程度となり,加速度計を搭載したタブレット端末による振動測定の有用性が確認された.また,固有振動数や減衰定数の値を,鋼・コンクリート橋に対する概算式から得られる値と比較することで,測定した木歩道橋の振動特性について考察した.</p>
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経年による木製アーチ道路橋(かじか橋)の構造性能と健全度調査
及川 大輔,故 菅沼 源二郎,本田 秀行,後藤 文彦
木材工学論文報告集 ( 土木学会 ) 19 72 - 79 2021年02月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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及川 大輔, 藤原 有沙, 後藤 文彦, 野田 龍, 石黒 駿
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) ( 公益社団法人 土木学会 ) 77 ( 5 ) I_45 - I_54 2021年 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
<p> わが国での近代木橋の歴史は1987年に第1号橋が架設されてから34年と欧米と比べ非常に浅く,架替えの適用もまだ少ないため,撤去した部材に対する部材強度のデータ蓄積はあまり行われていない.今後,土木材料として木質材料を利用していくためには,供用されていた木材の部材強度等のデータは非常に重要である.本研究では,2020年に架替えが行われた めおと橋の部材を回収し,静的・動的方法から各部材の剛性や強度を求めた. その結果,部材の剛性はアーチリブ,補剛桁など構造上主要な部材では10%程度の低減であり,アーチ部材・床桁ともに応力照査では許容応力内に収まっていた.アーチリブ端部など,腐朽の進んだ箇所の部材については測定していないが,それ以外の箇所については,27年経年した木材も一定程度の剛性と強度を有していることがわかった.</p>
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君島 真美, 青木 由香利, 後藤 文彦, Hamid VALIPOUR
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) ( 公益社団法人 土木学会 ) 77 ( 5 ) I_1 - I_7 2021年 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
<p> 近年,二酸化炭素排出量の抑制が最も対処が必要な環境問題の一つとなっている.そんな中,二酸化炭素排出量を削減でき,なおかつリサイクルにも最適なサステイナブルな建設材料として木材が見直され,その有効利用が世界中で促されている.本研究では,日本の土木業界における木材利用を促すことを最終目標に,木材と鋼材を組み合わせたハイブリッド部材の研究開発を進めている.</p><p> これまでの先行実験研究により,木材に不可避の特徴である節の存在が新しい木部材の強度を弱めることが分かっているため,ここでは,木部材に節を再現した数値解析モデルを作り,応力分布や破壊形状などを数値解析的に検証するパラメータスタディーを行った.</p>
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小川 虹輝, 後藤 文彦, 佐々木 貴信, 荒木 昇吾, 青木 由香利
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) ( 公益社団法人 土木学会 ) 77 ( 5 ) I_55 - I_63 2021年 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
<p> CLTは,疲労耐久性が高く軽量であることから橋梁床版としても期待されているが,床版としての普及を促すには,防護柵を取り付けられること,またその安全性を確認することが必須である.そこで,本研究では鋼製防護柵を鋼製部材でCLT床版に接合する構造を提案するが,車輌の衝突による防護柵の破壊形態としては,防護柵基部の降伏と取付金具のCLT床版へのめり込みを想定している.こうした破壊に至る直前の接合部の応力状態を,鋼製材料とCLT材料に弾塑性モデルを仮定することで,比較的簡易に有限要素解析する手法を示し,防護柵や取付金具の寸法が応力状態に与える影響等を考察する.</p>
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コンクリート地覆を取り付けたCLT 床版接合部の数値モデル化
有山 裕亮,海老 拓紀,髙橋 佑輔,後藤 文彦,佐々木 貴信,豊田 淳
木材利用研究論文報告集 ( 18 ) 55 - 61 2019年12月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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CLT床版を用いた小規模橋梁の補修設計と施工
豊田 淳,佐々木 貴信,荒木 昇吾,林知 行,有山 裕亮,後藤 文彦
構造工学論文集 65 ( A ) 799 - 806 2019年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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屋根部材も剛性に寄与する屋根付き木橋の形状に関する一考察
菊地 浩貴,後藤 文彦
構造工学論文集 65 ( A ) 779 - 785 2019年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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有山 裕亮,近藤 高誉,後藤 文彦,野田 龍,佐々木 貴信
木材利用研究論文報告集 ( 17 ) 31 - 38 2018年12月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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近藤 高誉,堅固山 衛,藤田 智郁,後藤 文彦,野田 龍,佐々木 貴信
木材利用研究論文報告集 ( 16 ) 9 - 12 2017年12月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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FEMと3Dプリンタを用いたハニカムパネルの挙動解析
後藤 文彦,田部井 香月,吹附 茜,大竹 壯弥,野田 龍
構造工学論文集 63A 28 - 35 2017年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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トルクレンチを用いたプレストレス木箱桁橋の緊張力制御
後藤 文彦,河原 萌,石坂 晃太郎,佐々木 貴信,野田 龍
構造工学論文集 62 ( A ) 1300 - 1306 2016年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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災害時の応急構造物としての木製治山ダムの可能性
野田 龍,佐々木 貴信,千田 知弘,中田 裕治,後藤 文彦
構造工学論文集 62 ( A ) 1282 - 1289 2016年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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プレストレス木箱桁橋の数値モデル化と剛性評価
後藤 文彦,尾山 龍之介,斉藤 輝,佐々木 貴信
構造工学論文集 61 ( A ) 570 - 577 2015年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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支間中央に継手を持つハイブリッド木桁の性能試験及びFEM解析
千田 知弘, 佐々木 貴信, 薄木 征三, 後藤 文彦
土木学会論文集A1 67 ( 1 ) 108 - 120 2011年03月
研究論文(学術雑誌) 単著
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テーパー木桁の割裂破壊試験に関するFEM解析
千田 知弘,中村 昇,佐々木 貴信,後藤 文彦
構造工学論文集 57 ( A ) 881 - 889 2011年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 単著
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歩道橋用木製防護柵の基礎的研究
千田 知弘, 佐々木 貴信, 薄木 征三, 後藤 文彦, 篠原 義則, 豊田 淳
構造工学論文集 56 ( A ) 858 - 867 2010年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 単著
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鋼板挿入集成材梁のせん断応力に関する実験とFEM解析
千田 知弘, 佐々木 貴信, 後藤 文彦, 薄木 征三, 飯島 泰男
構造工学論文集 55 ( A ) 2009年03月
研究論文(学術雑誌) 単著
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支間中央に継手部を持つ角形鋼管ハイブリッド木桁のFEMによる性能予測
千田 知弘,佐々木 貴信,薄木 征三,後藤 文彦,篠原 義則
第8回木橋技術に関するシンポジウム論文報告集(全文審査部門) 149 - 160 2009年03月
研究論文(学術雑誌) 単著