研究等業績 - 原著論文 - 三浦 広志
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Takahashi H.
Reproductive Medicine and Biology ( Reproductive Medicine and Biology ) 2021年 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
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インスリン加療を要する糖代謝異常合併妊娠への分娩誘発の周産期予後
高中 春香, 三浦 広志, 川嶋 祐香, 窪田 有紗, 高須賀 緑, 高橋 玄徳, 小野 有紀, 小野寺 洋平, 亀山 沙恵子, 下田 勇樹, 寺田 幸弘
秋田医学 ( 秋田医学会 ) 47 ( 2 ) 59 - 64 2020年11月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
インスリン投与下の糖代謝異常合併妊娠例に対する分娩誘発の予後について検討した。当院において分娩管理した単胎妊娠症例のうち、糖代謝異常合併妊娠のためインスリン治療を導入され、妊娠37週以降に誘発を受けた35例を対象とした。誘発開大した妊娠週数別の帝王切開率は37週が7%、38週が38%、39週が14%であった。妊娠週数別の母体背景および新生児出生体重に偏りはみられなかった。糖代謝異常合併妊娠の誘発例における帝王切開の独立したリスク因子は初産婦であることと分娩時BMIであった。NICU入院した新生児5例の入院適応は呼吸窮迫症候群(RDS)が3例、新生児低血糖が1例、低出生体重児1例であった。また、肩甲難産症例、RDS発症率はともに既報と比べ高値であり、本研究の対象者が全例インスリン加療下で厳格な血糖管理を要する糖代謝異常合併症例であったことが関与している可能性が考えられた。
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Softness sensing probe with multiple acoustic paths for laparoscopic surgery
Ukai T.
International Journal of Computer Assisted Radiology and Surgery ( International Journal of Computer Assisted Radiology and Surgery ) 15 ( 9 ) 1537 - 1547 2020年09月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
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Fujishima A.
BMC Pregnancy and Childbirth ( BMC Pregnancy and Childbirth ) 20 ( 1 ) 2020年06月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
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妊娠30週にギランバレー症候群を発症し、妊娠高血圧症候群が重症化した1例
有明 千賀, 佐藤 朗, 亀山 沙恵子, 下田 勇輝, 三浦 広志, 華園 晃, 寺田 幸弘
秋田県産科婦人科学会誌 ( 秋田県産科婦人科学会 ) 25 17 - 22 2020年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
妊婦のギランバレー症候群(Guillain-Barre syndrome:以下GBSと略す)の発症率は0.7〜1.9人/10万人で、非妊時のGBSの発症率とほぼ同等と考えられている。一方で、妊娠中にGBSを発症した場合、非妊時と比較して母体死亡など予後不良の頻度が高いとの報告がある。今回、妊娠30週にGBSを発症し、妊娠高血圧症候群(Hypertensive Disorders of Pregnancy:以下HDPと略す)が重症化した症例を経験したので報告する。症例は41歳。2妊1産、前回妊娠の際はHDP、胎児機能不全のため妊娠39週で緊急帝王切開術を施行した。今回、自然周期で妊娠が成立し、前医にて妊婦健診が施行され、妊娠初期よりHDPに対して食事療法が施行されていた。妊娠26週、上気道症状が出現し自然軽快していた。妊娠30週0日、両手足のしびれ、脱力を認め、体動困難となったため前医に救急搬送された。四肢左右対称性の麻痺と手袋靴下型の感覚障害、腱反射消失の症状からGBSと診断され、より高度な周産期医療が必要なことから、妊娠30週3日に当院神経内科に母体搬送となった。同日より免疫グロブリン静注療法(intravenous immunoglobulin:以下IVIg)を開始し、また高血圧を認めたためメチルドパ定期内服を開始した。内服では血圧コントロール困難だったため、妊娠30週5日夜間にニカルジピン持続静注による降圧を追加した。妊娠30週6日朝より意識障害と酸素飽和度の低下を認め、重症HDPとGBSによる呼吸障害、既往帝切後妊娠のため全身麻酔下で緊急帝王切開術を施行した。児は在胎週数30週6日、1447g、Apgar Score7点(1分値)/8点(5分値)で出生し、NICU入院となった。母体は術後、人工呼吸器管理となった。その後呼吸状態が安定し、術後2日目に抜管、徐々にGBSの症状も改善し、発症84日目にリハビリ目的に転院となった。本症例における血圧上昇には、GBSによる疼痛やIVIgの影響が考えられるが明確な原因は不明である。妊婦がGBSを発症した場合は、人工呼吸管理さらには早産管理が必要となる可能性があると考えられる。(著者抄録)
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岡部 基成, 三浦 広志, 富樫 嘉津恵, 亀山 沙恵子, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
秋田県産科婦人科学会誌 ( 秋田県産科婦人科学会 ) 25 27 - 30 2020年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
急性肺塞栓症(pulmonary thromboembolism;PTE)は周産期の妊産婦死亡の代表的疾患の1つであり、原因の90%以上は深部静脈血栓症(deep venous thrombosis;DVT)に起因するといわれている。妊娠中に発見されたDVTに対しPTE予防に下大静脈フィルター(inferior vena cava filter;IVCF)を留置する症例が散見されている。IVCF留置による肺血栓塞栓症予防の短期的成績については一定のコンセンサスが得られているものの、永久留置型の慢性期合併症が懸念される。妊婦の場合、分娩後に血栓の消失を確認してからの抜去が望ましいため、長期間留置される症例が多く、フィルターの回収が不可となることがある。今回、2017年6月に発売され、デバイスの形状工夫により長期間留置後にも抜去可能なIVCFを使用したので、報告する。(著者抄録)
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Soft wearable tactile sensor for softness evaluation through internal examination
Takayama Y.
Conference Proceedings - IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics ( Conference Proceedings - IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics ) 2019-October 3210 - 3215 2019年10月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
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坂口 太一, 三浦 広志, 高橋 玄徳, 亀山 沙恵子, 下田 勇輝, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
秋田県産科婦人科学会誌 ( 秋田県産科婦人科学会 ) 24 41 - 43 2019年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
総排泄腔遺残とは女児に見られる直腸肛門奇形で、泌尿生殖器も含めた異常である。尿道、腟、直腸が総排泄腔に開口し、会陰部には総排泄腔のみが開口する。総排泄腔は胎生6週に直腸と尿路に分離する組織であるが、この分離過程が障害され発生する。直腸肛門形成の他に腟形成が必要で、幼少期に胎児尿手術された腟は長期的に狭窄や閉鎖などの問題点が多く、思春期に入ってのブジーや腟口形成などの治療が必要となる。発症頻度は出生約5万例に1例と非常に稀な疾患である。今回我々は妊娠中期より多量の胎児尿性腹水を認め、出生後総排泄腔遺残と診断された一例を経験した。症例は24歳、1妊0産。自然妊娠し近医で妊婦健診を受けていた。妊娠25週までは異常なく経過していたが、妊娠27週の健診で多量の胎児腹水、横隔膜の挙上に伴う胸郭の圧排を認めたため当科を紹介され入院し、入院後、胎児腹水穿刺・MRI検査施行し特発性尿性腹水と診断された。妊娠29週頃より胎児水腫、水腎症を認めたため妊娠31週に選択的帝王切開術を施行した。出生後、腹部超音波検査で双角子宮・水腟症を認め、その内部には胎便成分が存在していた。以上より総排泄腔遺残の診断となった。(著者抄録)
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藤田 環, 三浦 広志, 三浦 康子, 岡部 基成, 高橋 玄徳, 亀山 沙恵子, 今野 めぐみ, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
秋田県産科婦人科学会誌 ( 秋田県産科婦人科学会 ) 23 83 - 86 2018年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
家族性地中海熱(familial mediterranean fever、以下FMF)は周期性発熱と漿膜炎症状が主徴の遺伝性自己炎症疾患であり、炎症抑制タンパクpyrinの機能異常に起因する。月経やストレスなどが誘因となる発熱と漿膜炎症状を繰り返すのが特徴で、コルヒチン内服により症状の改善がみられる。疾患認知度の低さによるためか、FMF症例の妊娠を主とした本邦からの報告はほとんどみられない。今回我々は、妊娠後期に切迫早産徴候を認めたFMF合併妊娠症例を経験したので報告する。症例は29歳、2妊1産。26歳時、月経周期に一致した発熱・腹痛を認め、遺伝子検査・症状と合わせてFMFと診断された。GnRHアナログとジエノゲストによる治療で発熱は消失し、引き続き子宮内膜症に対する手術療法が行われた。治療後自然妊娠し、妊娠中は発熱がなかったが妊娠28-36週に子宮収縮が頻回となり、塩酸リトドリンを内服し、妊娠40週に自然分娩した。今回再び自然妊娠し、妊娠28週では子宮頸管長は4.5cmで、早産徴候はみられなかった。しかし妊娠32週5日、陣痛様の子宮収縮あり、腟鏡診で1cmの胎胞膨隆を認めた。切迫早産にて入院管理となり、妊娠36週までtocolysisを行った。妊娠37週0日、陣痛が発来し3080gの男児を自然分娩した。妊娠経過中、母体の発熱発作は見られなかったが、FMF合併妊娠は早産の独立危険因子であるため、慎重な周産期管理が望ましい。(著者抄録)
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Takahashi K.
Gynecologic Oncology ( Gynecologic Oncology ) 147 ( 2 ) 388 - 395 2017年11月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
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妊娠初期に梅毒血清反応検査陰性であった母体より出生した先天梅毒の一例
高清水 奈央, 安達 裕行, 伊藤 誠人, 高橋 勉, 太田 翔三, 新井 浩和, 下田 勇樹, 三浦 広志, 佐藤 朗
秋田医学 ( 秋田医学会 ) 44 ( 1 ) 51 - 55 2017年06月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
近年,梅毒罹患者数は急激に増加している.若年女性の梅毒罹患に伴い今後先天梅毒の増加が予想され,周産期に携わるものは常に念頭におかなければならない感染症である.母体の妊娠初期に梅毒血清反応陰性であったにも関わらず児に先天梅毒を発症した1例を報告する.母親は23歳,初産.妊娠初期より定期の妊婦健診を受けており,妊娠10週の梅毒血清反応は陰性であった.妊娠29週に切迫早産の診断で当院に搬送され,発熱,肝機能異常,原因不明の皮疹を認めた.胎児は胎児腹水および肝腫大を指摘されたが原因は不明であった.在胎32週2日に胎児機能不全となり緊急帝王切開で出生したが,児は新生児遷延性肺高血圧があり重篤な状態であった.出生時より全身皮膚剥離,著明な肝腫大,血小板減少,CRP上昇,高IgM血症なども認め,母親に性感染症の既往があったことから先天梅毒を疑い,梅毒血清反応を調べたところ母児ともに陽性であり先天梅毒として治療を開始した.ペニシリンでの治療が奏功し,日齢75に退院し,現在外来で経過観察中である.ハイリスク妊婦や子宮内感染を疑う児に対しては,妊娠初期にスクリーニングが陰性であっても梅毒を念頭に置くことが必要である.(著者抄録)
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The location of "8"-shaped hatching influences inner cell mass formation in mouse blastocysts.
Onodera Y,Takahashi K,Goto M,Anzai M,Ono N,Shirasawa H,Sato W,Miura H,Sato N,Sato A,Kumazawa Y,Terada Y
PloS one 12 ( 4 ) e0175150 - e0175150 2017年04月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著
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The location of "8"-shaped hatching influences inner cell mass formation in mouse blastocysts
Onodera Y.
PLoS ONE ( PLoS ONE ) 12 ( 4 ) 2017年04月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
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体動困難により入院管理と帝王切開を要した関節型Ehlers-Danlos症候群合併妊娠の一症例
畠山 遥, 吉川 諒子, 小野寺 洋平, 今野 めぐみ, 三浦 康子, 三浦 広志, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
秋田県産科婦人科学会誌 ( 秋田県産科婦人科学会 ) 22 63 - 66 2017年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
今回我々は、体動困難により入院管理と選択的帝王切開術を要した関節型Ehlers-Danlos症候群合併妊娠の症例を経験したので報告する。症例は30歳女性、1経妊1経産。関節型Ehlers-Danlos症候群を妊娠前に診断されていた。初回妊娠時は歩行困難のため妊娠33週から入院管理し、分娩体位保持困難のため妊娠37週で帝王切開した。今回も外来管理をしていたが、妊娠週数が進むにつれて肩関節や股関節などに頻回の脱臼症状を呈した。体動困難のため、妊娠35週5日から入院管理した。入院後、反復性脱臼に対しては負荷の少ない姿勢にするなどして安静を保ち、疼痛に対しては鎮痛薬を使用した。妊娠37週6日に分娩体位保持困難、既往帝王切開の適応で選択的帝王切開術を行った。周術期に母体には新たな脱臼などの症状は認められなかった。2244gの女児がApgar score 8/9点で娩出され、気胸を発症して生後1日に挿管し呼吸管理された。生後4日で抜管、以降の経過に異常を認めない。Ehlers-Danlos症候群は皮膚の過進展性、関節弛緩など結合組織の脆弱性をもつ先天性疾患の総称であり、病型により頻度・症状が異なる。関節型Ehlers-Danlos症候群は主に関節の過動、皮膚の過伸展などを来すため、妊娠・分娩時には主に筋・骨格系症状への対応・疼痛管理を必要とする。常染色体優性遺伝の疾患であり、児に対しては今後もEhlers-Danlos症候群の臨床的評価を行う必要がある。Ehlers-Danlos症候群合併妊娠の管理に際して、妊娠中に起こり得る症状・経過を十分に説明したうえで、個人の病状に合わせた周産期管理を行うことが重要である。(著者抄録)
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吉川 諒子, 三浦 広志, 岩澤 卓也, 小野寺 洋平, 今野 めぐみ, 三浦 康子, 畠山 佑子, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
秋田県産科婦人科学会誌 ( 秋田県産科婦人科学会 ) 22 73 - 77 2017年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
胎児心臓腫瘍は胎児心臓超音波検査で0.11-0.14%に発見される稀な疾患である。その大半が横紋筋腫で、結節性硬化症との関連が強い。今回、胎児心臓腫瘍を2例経験したので報告する。症例1は29歳の初産婦。妊娠30週4日の妊婦健診の際に胎児左室内に心臓腫瘍を指摘され、妊娠32週2日に当科を紹介された。胎児超音波検査で左室内に径2cm、1cm大の高輝度腫瘤を認めた。胎児徐脈を合併し分娩中の胎児状態の評価が困難と考えられたため、妊娠38週3日に選択的帝王切開術で2601gの男児を娩出した。出生後、児の心臓超音波検査で右房、両心室内に最大径2.7cm大の多数の腫瘤性病変を認めたが、循環動態に問題はなかった。頭部画像検査で多数の上衣下結節を認めた。結節性硬化症と診断され、前医小児科で経過観察されている。症例2は32歳の経産婦。妊娠34週の妊婦健診の際に胎児右室内に心臓腫瘍を指摘され、妊娠36週5日に当科を紹介された。胎児超音波検査で右心室自由壁に径1.6cm大の高輝度腫瘤を認めた。既往帝王切開術後妊娠のため妊娠38週6日に選択的帝王切開術を施行し、4025gの男児を娩出した。出生後、児の心臓超音波検査で右室外側に径3cm大の腫瘤性病変、軽度僧帽弁閉鎖不全症、左心系容量負荷を認めた。日齢1には循環動態は改善した。頭部CT検査では異常所見を認めなかった。結節性硬化症の診断には至らなかったが、当院小児科で慎重な経過観察をされている。胎児心臓腫瘍の描出時期は妊娠中期以降とされ、その大きさは妊娠後期をピークにその後は加齢とともに縮小消退するとされている。ときに周産期死亡に至る場合もあり、適切な出生前診断をすることが重要である。胎児心臓腫瘍を認めた際は小児科各専門科、遺伝子医療部と連携して、腫瘍の増大、胎児水腫や胎児不整脈に注意した周産期管理が必要である。(著者抄録)
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三浦 広志, 三浦 康子, 岩澤 卓也, 小野寺 洋平, 亀山 沙恵子, 今野 めぐみ, 下田 勇輝, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
秋田県産科婦人科学会誌 ( 秋田県産科婦人科学会 ) 22 51 - 55 2017年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
産婦人科臨床において子宮頸管の熟化を判断する際には、手指による内診が一般的である。しかし、この手技は主観的であり検者間誤差が存在しうる。特に、硬度に関しては、定量化する技術が確立しておらず再現性が無い。今回、我々は整形外科領域で使用されている生体組織硬度計を改良し子宮頸管の硬度を定量化する試みを行った。検者間誤差がどの程度存在するか、硬度の異なる頸管モデルを用いた内診テストを行った。頸管モデル硬度別におおむね内診所見が一致する傾向が見られたものの、検者間のばらつきが見られた。当院で帝王切開を予定した、妊娠37週以降の妊婦74名を対象とした。区域麻酔後に腟鏡で子宮頸部を展開し、硬度計で頸管硬度を測定した。その後、内診にて子宮頸管硬度を3段階(硬・中間・軟)で評価した。硬度計の再現性評価のため、27名には硬度計・内診ともに検者2名ずつ計測を行った。級内相関係数による検者内誤差は0.650、検者間誤差は0.641であり、検査精度は中等度であった。一方、内診所見の一致率は81.5%(22/27)であった。のべ100回の内診にて分けた3群間の硬度の平均は、軟16例:39.5±4.3mm、中間41例:37.8±7.1mm、硬43例:39.2±4.3mmであり、有意差はなかった。通常、硬度値は組織が硬いほど高い値を示すが、中間よりも軟の硬度平均値が高い結果となった。これは、頸管が柔らかすぎて児頭まで圧迫してしまった可能性が考えられたため、3群間の展退の違いを検討したが、軟と中間の2群間には有意差は無く、原因は不明であった。硬度計の再現性は中等度であったが、内診により分けた3群間の硬度値に有意差が無かった。測定の煩雑さ、疼痛・出血の可能性があるため臨床使用にはさらなる改良が必要と考えられた。(著者抄録)
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当科で経験した両側胎児水腎症を呈した3例:娩出時期に関する考察を中心に(症例報告)
佐藤 朗, 三浦 広志
Akita Journal Of Medicine 43 113 - 118 2017年 [査読有り]
研究論文(学術雑誌)
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Neutrophil elastase in amniotic fluid as a predictor of preterm birth after emergent cervical cerclage.
Hatakeyama Y,Miura H,Sato A,Onodera Y,Sato N,Shimizu D,Kumazawa Y,Sanada H,Hirano H,Terada Y
Acta obstetricia et gynecologica Scandinavica 2016年10月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 国内共著