西川 治 (ニシカワ オサム)

NISHIKAWA Osamu

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所属

大学院国際資源学研究科  資源地球科学専攻 

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 断層

  • 構造地質学

  • 岩石・鉱物の変形と破壊

出身大学 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1986年04月

    東北大学   理学部   卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1998年03月

    東北大学  理学研究科  博士課程  修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 東北大学 -  博士(理学)

職務経歴(学内) 【 表示 / 非表示

  • 2022年10月
    -
    継続中

    秋田大学   大学院国際資源学研究科   資源地球科学専攻   准教授  

  • 2016年04月
    -
    2022年09月

    秋田大学   大学院国際資源学研究科   資源地球科学専攻   講師  

 

研究等業績 【 表示 / 非表示

    ◆原著論文【 表示 / 非表示

  • Intra-granular strains and grain boundary morphologies of dynamically recrystallized quartz aggregates in a mylonite

    Nishikawa, O., Saiki, K., Wenk, H.-R

    Journal of Structural Geology     2003年01月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   国内共著

  • Progressive lattice misorientation and microstructural development in quartz veins deformed under subgreenschist conditions

    Nishikawa, O. and Takeshita, T

    Journal of Structural Geology     2000年01月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   国内共著

  • Dynamic analysis and two types of kink bands in quartz veins deformed under subgreenschist conditions. Tectonophysics

    Nishikawa, O. and Takeshita, T

    Tectonophysics     1999年01月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   国内共著

  • ◆その他【 表示 / 非表示

  • 男鹿半島五里合低地を埋積する沖積層の層序と環境変遷

    西川 治, 嶋田 智恵子

    第四紀研究 ( 日本第四紀学会 )  62 ( 3 ) 105 - 119   2023年08月

    <p>男鹿半島北岸,五里合低地で掘削された6本の沖積層ボーリングコアの層相解析,放射性炭素年代測定,珪藻化石分析および花粉化石分析に基づいて,堆積盆の基盤を構成する地層,堆積盆の埋積過程と完新世の環境変遷を検討した.五里合低地では,約15~20 mの厚さの沖積層が,最終氷期の堆積面が削剥されて形成された幅広い堆積盆を埋積している.堆積盆の基盤は,上部更新統潟西層の砂層および約40,000年前の湿地堆積物からなる箱井層最下部である.五里合低地の環境は,後氷期の温暖化による海進の影響よって,扇状地から約10,000年前には氾濫原となり,8,500年前には湾となった.縄文海進高頂期には,汽水あるいは海水の影響を受ける淡水の水域に変化した.その後,海退に伴うデルタの前進によって水域は南から次第に縮小し,3,000年前ごろには全域が湿地となり,次第に乾燥化して現在のような低地に変化した.</p>

    DOI CiNii Research

  • 秋田大学大学院国際資源学研究科附属鉱業博物館 ―岩鉱分野の展示の見どころ―

    西川 治

    岩石鉱物科学 ( 一般社団法人 日本鉱物科学会 )  52 ( 1 ) n/a   2023年

    <p>秋田大学大学院国際資源学研究科附属鉱業博物館 ―岩鉱分野の展示の見どころ―</p>

    DOI CiNii Research

  • Raman Spectroscopy of Natural Titanomagnetites

    HULIJELI Leeysmon, WATANABE Yasushi, NISHIKAWA Osamu, Alen J. TUPAZ Carmela

    International Journal of the Society of Materials Engineering for Resources ( 日本素材物性学会 )  25 ( 2 ) 243 - 248   2022年10月

    <p>The Raman spectral patterns of analyzed natural titanomagnetite samples revealed peaks at 670-680 cm<sup>-1</sup>, 544-603 cm<sup>-1</sup>, 407-495 cm<sup>-1</sup> and 373-392 cm<sup>-1</sup> that correspond to the A<sub>1g</sub>, T<sub>2g</sub> (2), T<sub>2g</sub> (3) and E<sub>g</sub> vibrational modes of the spinel <i>Fd3m</i> space group. Previous studies of titanomagnetite Raman spectra patterns have suggested the behavior of these peaks reflect the distribution of Fe<sup>2+</sup>-O, Fe<sup>3+</sup>-O and Ti<sup>4+</sup>-O bonds within the titanomagnetite crystal structure. The peak intensities of each vibrational modes are observed to be relative, reflecting the re-distribution of Fe<sup>2+</sup> and Fe<sup>3+</sup> in both the tetrahedral and octahedral sites as a function of Ti concentration. Existing titanomagnetite Raman spectroscopy studies are limited to analysis of synthetic titanomagnetite. In this study, Raman spectral patterns from natural titanomagnetite i.e., magnetite-ulvöspinel solid solution samples were analyzed to determine behavior of Raman spectrum peak positions and intensities due to changing content of Ti<sup>4+</sup>, Fe<sup>2+</sup> and Fe<sup>3+</sup>.</p>

    DOI CiNii Research

  • A system of the granite weathering degree assessment using hyperspectral image and CNN

    Kim J.

    International Journal of Mining, Reclamation and Environment ( International Journal of Mining, Reclamation and Environment )  36 ( 5 ) 368 - 380   2022年

    DOI

  • 東北日本の中・古生界石灰岩体に記録された古応力

    野口 咲紀, 今井 宏太朗, 西川 治

    日本地質学会学術大会講演要旨 ( 一般社団法人 日本地質学会 )  2022 ( 0 ) 52   2022年

    <p>地質体が過去に経験した応力状態を明らかにすることは,構造発達史を理解する上で重要な手がかりとなる.しかし,日本列島のような変動帯に位置する中古生代の基盤岩類は複数のテクトニックイベントを受けている可能性があり,重複の恐れのある変形構造を利用した古応力解析の結果は複雑で,その解釈は困難であると予想されていた.多重逆解法 (山路, 2000 JSG)は複数の応力を分離することができるため,複数の応力イベントを経験した古い地質体への適用が期待できる.応力逆解法では,小断層のスリップデータを用いることが一般的であるが,方解石双晶の方位データも利用できる(Jaya and Nishikawa, 2013).方解石双晶を用いた応力解析では, 一つのサンプルから容易に多数のデータを収集することができることが利点である.また,花崗岩などの貫入による熱的影響で再結晶すると,双晶がリセットされるため,熱変成を受けた石灰岩や方解石脈に対しては,検出された応力の年代を制約できる場合がある.</p><p> 東北日本の中古生界は,北部北上帯,根田茂帯,南部北上帯,阿武隈帯に区分され,それぞれ異なった年代および構造発達史を示す(Ehiro et al., 2016; Kojima et al., 2016 など).また,これらの地質帯には前期白亜紀に花崗岩類が貫入し,周囲に熱的な影響を与えている(Nakajima , 2016など).本研究では北部北上帯(尻屋・八戸・安家地域),南部北上帯(旭の又,住田,東山,気仙沼,登米,相馬立石地域),阿武隈帯(滝根地域)において採取した計36個の石灰岩および大理石中に発達した方解石双晶に多重逆解法を適用し応力解析を行った.一つのサンプルから互いに直交する三つの面の薄片を作成し,ユニバーサルステージを用いて一サンプルにつき60~150個の方解石粒子の双晶ラメラの極とc軸方位の測定を行った.</p><p> 各試料の方解石双晶データから検出された応力の多くは,N-S~E-W方向水平にσ₁,N-S~NE-SW方向鉛直にσ₃が配置され,0~0.6(軸性圧縮~3軸応力状態)の応力比を持つ.阿武隈地域の主要な応力クラスターには応力比が大きいものもあり,南北引張の応力が検出された.北部北上帯および南部北上帯の石灰岩には褶曲によって折りたたまれた層理面やスレートへき開などの面構造が発達する.検出された応力は,面構造の発達方向から推測される応力配置と非調和的なものが多いが,北部北上帯の尻屋,八戸地域,南部北上帯の気仙沼地域では,面構造に垂直な方向にσ<sub>1</sub>のクラスターが認められる.北部北上帯安家地域では,小断層のスリップデータや石英脈の方向から推測される応力配置と調和的な応力も検出された.</p><p> NW-SE方向にσ<sub>1</sub>が配置される応力は,前期白亜紀花崗岩の貫入の影響で方解石が再結晶している地域においても検出されることから,東北日本に分布する中古生代の石灰岩に記録された応力は主として前期白亜紀以降の応力場であることが示唆される.東北日本では白亜紀にNNW-SSE方向の大規模な左横ずれ断層がいくつも活動しており,本研究で得られた主要な応力のNW-SE圧縮の応力場は,この左横ずれ運動と調和的となる.</p><p></p><p>文献:</p><p>Ehiro, M. et al., 2016. <i>In</i> Moreno, T. et al., eds., <i>Geology of Japan</i>, Geol. Soc. London,25-60.</p><p>Jaya, A and Nishikawa, O., 2013. JSG,55,34-49.</p><p>Kojima, S., et al., 2016. <i>In</i> Moreno, T. et al., eds., Geology of Japan, Geol. Soc. London,61-100.</p><p>Nakajima, T., et al., 2016. <i>In</i> Moreno, T. et al., eds., Geology of Japan, Geol. Soc. London,251-272.</p><p>Yamaji, A., 2000. JSG, 22,441-452</p>

    DOI CiNii Research

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