Research Achievements - Other -
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アレルギー・好酸球性炎症の病態解明
植木 重治
秋田医学 ( 秋田医学会 ) 44 ( 1 ) 11 - 17 2017.06
国民の半数近くが何らかのアレルギー性疾患を有するとされ,その病態を明らかにすることは社会的な要請である.アレルギーを理解する上で,慢性炎症の概念は欠くことができない.多くの病態で好酸球を中心とした炎症細胞が組織に集積し,障害をきたすことが問題となっている.好酸球は一方で,寄生虫や病原微生物に対する免疫,組織改変や恒常性の維持など多才な役割を担う細胞であり,好酸球の状態を適切に把握し治療に応用することが求められている.(著者抄録)
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造血不全における平均血小板容積(MPV)および幼若血小板比率(IPF)の臨床的有用性とカットオフ値に関する検討
菊地 優子, 永沼 綾子, 長谷山 佳菜, 小野 杏子, 小林 毅, 小林 則子, 面川 歩, 嵯峨 知生, 植木 重治, 廣川 誠
日本検査血液学会雑誌 ( (一社)日本検査血液学会 ) 18 ( 学術集会 ) S215 - S215 2017.06
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喘息合併好酸球性副鼻腔炎の加療中に発症した好酸球性胆嚢炎の一症例
桑原 敏彰, 小林 良樹, 尹 泰貴, 神田 晃, 岩井 大, 廣川 誠, 朝子 幹也, 植木 重治
アレルギー ( (一社)日本アレルギー学会 ) 66 ( 4-5 ) 704 - 704 2017.05
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好酸球,T細胞,抗原提示細胞 ヒト好酸球から産生されるextracellular microvesicles
植木 重治, 竹田 正秀, 中村 由夏, 丹 典子, 廣川 誠, Akuthota Praveen, Weller Peter, Melo Rosanna
アレルギー ( (一社)日本アレルギー学会 ) 66 ( 4-5 ) 594 - 594 2017.05
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【好酸球性炎症 アップデート】 好酸球の新しい細胞死 ETosis
竹田 正秀, 植木 重治, 廣川 誠
アレルギー・免疫 ( (株)医薬ジャーナル社 ) 24 ( 5 ) 612 - 617 2017.04
好酸球はアレルギー疾患における主要なエフェクター細胞であるが,活性化された好酸球は,いくつかの脱顆粒様式を使い分けることで顆粒内に貯蔵された機能性蛋白を放出している.近年,好酸球の脱顆粒を伴う細胞死(Extracellular trap cell death:ETosis)の存在が明らかになっている.ETosisは[能動的な細胞死によって果たされる細胞機能]であり,好酸球炎症の治療ターゲットとしても今後の研究が望まれる.本稿では,これまでの知見を概説する.(著者抄録)
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【呼吸器病学TOPICS 2016-17】 アレルギー・免疫・炎症 好中球と好酸球のExtracellular trap cell death
植木 重治, 今野 泰典, 廣川 誠
分子呼吸器病 ( (株)先端医学社 ) 21 ( 1 ) 12 - 15 2017.03
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【自然免疫とアレルギー疾患-最新の病態-】 自然免疫における好酸球の役割
齋藤 秀和, 植木 重治, 本田 耕平, 廣川 誠
アレルギーの臨床 ( (株)北隆館 ) 37 ( 3 ) 219 - 223 2017.03
好酸球は顆粒蛋白によって寄生虫を傷害するエフェクター細胞として知られている.また,好中球に比較すると弱いながらも貪食能を有し,ETosisと呼ばれる細胞死によって産生するDNA trapsによって病原微生物を捕捉することができる.一方で,病原体を直接認識し,状況によっては抗原提示能力を発揮することも知られている.さらに様々な液性因子の産生による微小環境の免疫調節,組織改変や恒常性の維持など,自然免疫機構においても多才な役割を担う細胞である.(著者抄録)
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臨床分離アシネトバクター属菌のPOTキットの菌種推定能のドラフト全ゲノム配列での評価
嵯峨 知生, 面川 歩, 植木 重治, 奥山 慎, 廣川 誠, 安保 康太郎, 小林 則子
感染症学雑誌 ( (一社)日本感染症学会 ) 91 ( 臨増 ) 373 - 373 2017.03
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[Efforts and the Future Agenda for Introducing the Quality Management System ISO 15189 in Akita University Hospital].
Mariko O, Yumiko K, Yuko K, Rie Y, Yoko T, Noriko K, Ayumi O, Shigeharu U, Tomoo S, Hirokawa M
Rinsho byori. The Japanese journal of clinical pathology 65 ( 2 ) 225 - 226 2017.02
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ISO15189への対応 ISO15189国際認定取得に向けた中央検査部の取り組み(秋田大学)
小熊 マリ子, 鎌田 由美子, 菊地 優子, 山本 梨絵, 富谷 陽子, 小林 則子, 面川 歩, 植木 重治, 嵯峨 知生, 廣川 誠
臨床病理 ( 日本臨床検査医学会 ) 65 ( 2 ) 225 - 226 2017.02
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特定機能病院における総合診療部の役割
面川 歩, 嵯峨 亜希子, 嵯峨 知生, 守時 由起, 植木 重治, 廣川 誠
日本内科学会雑誌 ( (一社)日本内科学会 ) 106 ( Suppl. ) 265 - 265 2017.02
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耐性菌検査に関する問題点と今後の展望 次世代の薬剤感受性検査法 現状と展望
嵯峨 知生, 面川 歩, 安保 康太郎, 鎌田 尚未, 岩谷 麻由, 達子 瑠美, 高橋 智映, 小林 則子, 植木 重治, 廣川 誠
日本細菌学雑誌 ( 日本細菌学会 ) 72 ( 1 ) 13 - 13 2017.02