研究等業績 - 総説・解説 - 佐藤 猛
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<新刊紹介>Amable Sablon du Corail, La guerre de Cent Ans : Apprendre à vaincre, Paris, Passés composé / Humensis, 2022, 461p., €25.
佐藤 猛
西洋中世研究 ( 西洋中世学会 ) 6 179 - 180 2024年12月
総説・解説(学術雑誌) 単著
最新の百年戦争通史の中から、戦争の前半に関するイングランドの軍事革命を強調する通説に対して、特に戦争後半におけるフランスの政治革命を唱えるAmable Sablon du Corailの近著を紹介した。
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イザベル・ド・フランスと英仏外交
佐藤 猛
秋田魁新報 ( 秋田魁新報社 ) 2024年09月
総説・解説(商業誌) 単著
仏王フィリップ4世の一人娘にして、英王エドワード2世の妻となったイザベルが当時緊張を高めつつあった英仏外交において仲介者であり、導き手としての役割を果たした役割を、古代ギリシア哲学に由来する中世的ジェンダー観に位置づけて論じた。
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ジャンヌ・ダルクの預言と使命
佐藤 猛
秋田魁新報 ( 秋田魁新報社 ) 2023年11月
総説・解説(商業誌) 単著
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英仏百年戦争と長い休戦
佐藤 猛
秋田魁新報 ( 秋田魁新報社 ) 8 - 8 2022年09月
総説・解説(商業誌) 単著
英仏百年戦争を人々の集まりの側面から考察する。約100年間を通しての戦闘と和平交渉のサイクルを背景として、特に1396年、英仏の王の叔父たちがパリで取り決めた28年間の休戦協定の目的は何だったのかを論じた。
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百年戦争は誰のための戦いだったのか~和平関連文書における当事者表示~
佐藤猛
ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所 公式ブログ ( ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所 ) 2021年12月
総説・解説(大学・研究所紀要) 単著
第三十一回中世・ルネサンス研究会(2021年10月17日(日)オンライン)における研究発表の要旨である。
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コロナ禍で立ち上がるジャンヌ・ダルク
佐藤猛
秋田魁新報 8 - 8 2021年10月
総説・解説(商業誌) 単著
ジャンヌ・ダルクの生前の足跡と死後の語り継がれ方を「旅」に喩えて論じた。2021年春開催のジャンヌ・ダルク祭についても紹介した。
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いまこそ文系のチカラ―古今東西から未来への架け橋
佐藤猛, 佐々木千佳, 長谷川章
秋田魁新報 ( 秋田魁新報社 ) 7 - 7 2020年12月
総説・解説(商業誌) 国内共著
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ペスト大流行と英仏百年戦争
佐藤猛
秋田魁新報 ( 秋田魁新報社 ) 8 - 8 2020年11月
総説・解説(商業誌) 単著
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中世ヨーロッパ ペストとの闘い 祈り・鞭打ち・占星術・隔離・巡礼
佐藤 猛
秋田魁新報 ( 秋田魁新報社 ) 8 - 8 2020年07月
総説・解説(商業誌) 単著
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歴史の中の国境と国家ー『百年戦争ー中世ヨーロッパ最後の戦い』(中央公論新社、2020.3))ー
佐藤 猛
みなおと(秋田大学教育文化学部・教育学研究科情報誌) 27 3 - 3 2020年06月
総説・解説(その他) 単著
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フランスの国立及び県立文書館
佐藤猛
秋大史学 ( 秋田大学史学会 ) 65 97 - 98 2019年03月
総説・解説(その他) 単著
フランスの国立(パリ)及び地方(県)の文書館の使用法や現状について紹介した。特に地方については、メーヌ=エ=ロワール県文書館での現地調査の成果を踏まえて、報告した。
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<書評>薮本将典「自治都市トゥルーズにおける上訴制の確立とカペー朝期親王領政策の諸相―上訴裁判権をめぐる執政官府と伯代官の抗争を中心に-
佐藤 猛
法制史研究 ( 法制史学会 ) ( 63 ) 296 - 298 2014年03月
総説・解説(その他) 単著
中世盛期のフランス王国では、法学を修得したレジストがローマ皇帝の立法権に関する法文(Princeps legibus solutus est: D. 1. 3. 31; Quod principi placuit legis habet vigorem: D. 1. 4. 1. pr.)を自身のカペー王権にも援用し、国王立法権の確立を目指していた。トゥルーズ伯領におけるその実態解明を目指した本論文は、論旨および先行研究との差異について、より明示的な説明が必要な箇所を残しているものの、中世フランス王の立法権形成という複雑な問題を理論と実践の両面から解明しようとしている。これをきっかけに、一三世紀に発展の緒についた国王立法権について、南仏とは法的伝統が異なる他地域に関しても実態解明が進むことを期待して、書評とした。
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<書評>朝治啓三・渡辺節夫・加藤玄編『中世英仏関係史1066-1500:ノルマン征服から百年戦争終結まで』創元者、2012年
佐藤 猛
西洋史学 ( 日本西洋史学会 ) ( 248 ) 57 - 59 2013年03月
総説・解説(その他) 単著
中世の英仏関係を二部15章から論じた本書について、各章の検討を検討したのち、全体的な問題設定と仮説に関して、論評した。本書が打ち出す「帝国的権力構造」という分析概念については、概念規定の不十分さを指摘することができる一方で、英仏関係を地域や論点を絞って論じた論考については、このテーマの深まりを指摘することができ、今後も王や王国よりも下位のレヴェルから英仏関係を論じる必要性を論じた。
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“遊び”をおさえて“学び”の場へ―カードゲームOhne Furcht unt Adel, Hans im Gluck―
佐藤 猛
18特色GP体験セッション&シンポジウム2008「デジタルゲームを教室へ―『遊び』と『学び』のハーモニー―」 159 - 161 2009年03月
総説・解説(その他) 単著
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博士論文(要旨):中世末期フランスにおける王権と諸侯権―王国の統合プロセスに関する一考察―
佐藤 猛
北海道大学大学院文学研究科研究論集 ( 北海道大学大学院文学研究科 ) ( 5 ) 393 - 395 2005年06月
総説・解説(大学・研究所紀要) 単著