研究等業績 - その他 - 佐藤 猛
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【 書籍紹介 】 秋田の奥行を俯瞰する 『秋田を学ぶ 自然と社会』(秋田文化出版、 2024 年 11 月 20 日)刊行
林 武司、佐藤 猛
みなおと(秋田大学教育文化学部・教育学研究科情報誌) ( 61 ) 14 - 15 2025年02月
速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) 国内共著
共編著『秋田を学ぶ~自然と社会~』(秋田文化出版,2024年11月30日)の刊行にいたるまでの経緯を踏まえて,教育文化学部地域文化学科1年次の必修科目「秋田学基礎」「地域学基礎」について、令和3~4年度を中心に実際に行われた授業の一部に関し、学術的または概説的に論じた7つの論考と7つのコラムをまとめた書籍を編集した。
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【 書籍紹介 】 秋田の深みを再発見 『秋田を学ぶ 文化と歴史』(秋田文化出版、 2024 年 11 月 20 日)刊行
佐藤 猛、林 武司
みなおと(秋田大学教育文化学部・教育学研究科情報誌) ( 61 ) 13 - 14 2025年02月
速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) 国内共著
共編著『秋田を学ぶ~文化と歴史~』(秋田文化出版,2024年11月30日)の刊行にいたるまでの経緯を踏まえて,教育文化学部地域文化学科1年次の必修科目「秋田学基礎」「地域学基礎」について、令和3~4年度を中心に実際に行われた授業の一部に関し、学術的または概説的に論じた6つの論考と6つのコラムをまとめた書籍を編集した。
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<書評>上山益己『中世世紀北フランスの諸侯権力』(大阪大学出版会、2021年)
佐藤 猛
西洋史学 ( 日本西洋史学会 ) ( 274 ) 82 - 84 2023年02月 [査読有り]
書評,文献紹介等 単著
上山益己『中世世紀北フランスの諸侯権力』(大阪大学出版会、2021年)について、3つの研究史上の意義に沿って論評した。
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コロナ禍と人文学ー『ペストの古今東西~感染の恐怖、終息への祈り~』(秋田文化出版、2022年9月30日)の刊行
佐藤 猛、佐々木 千佳、内田 昌功、羽田 朝子、佐々木 和貴
みなおと(秋田大学教育文化学部・教育学研究科情報誌) ( 51 ) 15 2023年01月
速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) 国内共著
共編著『ペストの古今東西~感染の恐怖,終息への祈り~』(秋田文化出版,2022年9月30日)の刊行にいたるまでの経緯を踏まえて,コロナ禍の中での人文学の可能性について論じた.
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<書評>阿河雄二郎 『近世フランス王権と周辺世界――王国と帝国のあいだ』刀水書房
佐藤猛
図書新聞 ( 武久出版(株) ) ( 3563 ) 3 - 3 2022年10月
書評,文献紹介等 単著
近世フランス王国を「帝国」として捉え、海の世界との関係を解明することを通じて、革命に至る王国の変容を王国の枠を越えるつながりに注目し、ダイナミックに描くことに成功した書物として論評した。
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<書評>朝治啓三「シモン・ド・モンフォール研究の現在ーアンジュー帝国の視点から」
佐藤猛
法制史研究 ( 株式会社 成文堂 ) 69 277 - 279 2020年03月
書評,文献紹介等 単著
朝治啓三「シモン・ド・モンフォール研究の現在ーアンジュー帝国の視点から」『関西大学文学論集』67-4について、著者も参照するティリの研究動向論文と比較検討しながら、1)副題にあるアンジュー帝国とのかかわりについてと、2)「革命」という用語の用い方を軸に書評を行った。
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<新刊紹介>堀越孝一訳・校注『パリの住人の日記』I~III、八坂書房、2013~2019年
佐藤猛
史学雑誌 ( 公益財団法人 史学会 ) 128 ( 6 ) 97 - 98 2019年06月
書評,文献紹介等 単著
標記出版物についての紹介である。
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<書評>朝治啓三・渡辺節夫・加藤玄『<帝国>で読み解く中世ヨーロッパー英独仏関係史から考えるー』
佐藤猛
史学雑誌 ( 史学会 ) 127 ( 4 ) 79 - 88 2018年04月
書評,文献紹介等 単著
西欧中世の権力構造を、それぞれ英プランタジネット家、仏カペー家、神聖ローマ皇帝を核権力とする三つの「帝国」の形成と展開という視点から論じた近年の論文集に関して、評者独自の観点から収録論文を分類・整理したうえで、「帝国」という概念規定のあり方に関して論評した。
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<新刊紹介>上田耕造著『ブルボン公とフランス国王―中世後期フランスにおける諸侯と王権―』晃洋書房、2014年3月刊
佐藤 猛
史学雑誌 ( 史学会 ) 124 ( 2 ) 123 - 124 2015年02月
書評,文献紹介等 単著
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<書評>城戸毅『百年戦争―中世末期の英仏関係―』刀水書房、2010年
佐藤猛
歴史学研究 ( 歴史学研究会 ) 889 52 - 55 2012年02月
書評,文献紹介等 単著
英仏百年戦争(1339~1453年)に関する我が国初の本格的研究書である城戸毅『百年戦争―中世末期の英仏関係―』刀水書房、2010年について、歴史学研究会の依頼に基づいて執筆した書評である。百年戦争を経て「フランス」と「イングランド」が明確に別個の国家として歩みだしたとする視点は、戦後の欧米学界において提唱されて以来、我が国でも理論的には知られていても、これまで掘り下げて検証されることはなかった。この問題を緻密な実証を通じて明らかにした研究であることに本書の意義を指摘しつつも、個々の事件と英仏分離のつながりに関する具体的な説明を求めるとともに、権力関係や制度の分析に対して”国民意識”という視点の必要性を提起した。
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<新刊紹介>Frédéric F. MARTIN, Justice et Législation sous le règne de Louis XI : La norme juridique royale à la veille des Temps modernes, Paris, Fondation Varenne, 2009, 550p., €45.
佐藤猛
西洋中世研究 ( 西洋中世学会 ) 3 196 - 197 2011年12月
書評,文献紹介等 単著
フランスにおける最初の近代的な王であるルイ11世期における王権と法の関係を扱ったFrédéric F. MARTIN, Justice et Législation sous le règne de Louis XI : La norme juridique royale à la veille des Temps modernes, Paris, Fondation Varenne, 2009, 550p., €45.の書評である。一般的に解かれてきた、正義の配分者から立法者という王権の発達過程を再検討した大著として、我が国学会に紹介した。
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14~16世紀フランスにおける国王裁判権―「絶対王政」の確立を視野に―
佐藤猛
『中世ヨーロッパにおける権力構造とアンデンティティー複合』(平成18年度~平成20年度科学研究費補助金(基盤研究(B)研究成果報告書 研究代表者 渡辺節夫) 2009年03月
研究発表要旨(全国大会,その他学術会議) 単著
中世末期フランス王国における王の下への公権力の集中について、パリ以外の地への高等法院設立を通じて再検討した。その結果、当時の王権が国王裁判権の発動領域の拡大、つまりは集権化と同時に、王国住民のパリからの自立化が進行したことを明らかにした。
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<新刊紹介>高橋清徳『国家と身分制議会―フランス国制史研究―』東洋書林、2003年
佐藤 猛
史学雑誌 ( 史学会 ) 114 ( 11 ) 129 - 130 2005年11月
書評,文献紹介等 単著
中世後期のヨーロッパでは、身分制議会が発達し、フランス王国においては全国と地方の各レヴェルで、聖職者・貴族・平民の3つの身分からなる三部会が展開した。このうち地方三部会を中心に研究を蓄積されてきた高橋氏の論文集を紹介した。
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<新刊紹介>Marie-Thérèse Caron, Noblesse et pouvoir royal en France, XIIIe –XVIe siècle, Paris, Armand Colin, 1994, 349p
佐藤 猛
西洋史論集 ( 北海道大学大学院西洋史研究室 ) ( 2 ) 61 - 69 1999年03月
書評,文献紹介等 単著
13世紀末以降のフランス王国では、イングランドとの半永続的な戦争下で、国家的システムが胎動する。この局面における貴族層の多様な変化を取り上げた本書に関して、諸侯権力の展開を中心に紹介した。この時期の諸侯は、研究上、古くから地元に根を張る在来諸侯と、王家出身者の親王諸侯に区分される。双方とも王家ないし王権との距離を多様に取りつつ、王から半独立的な領国支配を展開し、それは近世以降の王国における地方形成に重要な意義を果たしたと考えられる。