本谷 研 (モトヤ ケン)

MOTOYA Ken

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所属

教育文化学部  学校教育課程  英語・理数教育講座  理数教育コース

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 水資源

  • 水文学

  • 気象学

  • リモートセンシング

  • 気象学

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出身大学 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1995年03月

    東北大学   理学部   卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    2000年03月

    東北大学  理学研究科  博士課程  修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 東北大学 -  博士(理学)

職務経歴(学内) 【 表示 / 非表示

  • 2014年04月
    -
    継続中

    秋田大学   教育文化学部   学校教育課程   英語・理数教育講座   理数教育コース   准教授  

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 防災工学

  • 自然科学一般 / 大気水圏科学

  • 自然科学一般 / 大気水圏科学

 

研究等業績 【 表示 / 非表示

    ◆原著論文【 表示 / 非表示

  • 秋田県およびその周辺における2022-23年冬季の積雪の特徴

    本谷 研

    東北の雪と生活 ( 公益社団法人日本雪氷学会東北支部 )  ( 38 ) 58 - 61   2023年11月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   単著

    東北6県の2022-23年冬季は,初冬(12 月~翌1 月)に冬型の気圧配置や上空への寒気流入のため低温で降積雪が多い傾向であったこと,このため秋田県では,沿岸部では積雪が少なく内陸ほど平年よりも積雪が多い傾向であり,特にこの傾向は内陸北部で強かった(大館・鹿角周辺で大雪傾向であった).
    その後,3 月以降は気温が上がり,急激な融雪が進んだため,雪解けの早かった2020-21 年冬季を上回る急速な雪解けとなっ
    た.この兼合いにより,東北6 県全体で合計した積雪水量のピークは平年並みの時期(2/26)に生じ,24.88km3=24.88Gt程度となった.

  • 東北6県周辺における2021-22年冬季の降積雪の特徴

    本谷 研

    東北の雪と生活 ( 日本雪氷学会東北支部 )  ( 37 ) 7 - 10   2022年11月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   単著


    2021-22 年冬季は,北海道の札幌では記録的な大雪となり数日にわたる交通障害が生じた.
    秋田県内では 12 月以降の冬の初めに県北や県央内陸部で早くから多くの降雪がもたらされた.
    秋田県南では積雪は年始頃まで平年よりも少ない程度であり,2022 年 1 月以降に徐々に積雪が増加して平年以上となったものの,2020-21 年冬季程には増えなかった.
    こうした 2021-22 年冬季の降積雪の推移と分布傾向について,ルーチン気象データと診断型積雪水量分布モデルや snowsurvey,気象資料により考察した.
    2021-22 年冬季に東北 6 県の北ほど平年より降積雪が多い傾向となったのは,(1)日本海北部付近を中心とする寒冷渦がみられたこと, (2)日本海北部の表面水温が高かったこと,により低気圧活動が日本海北部で盛んだったためと考えられた.

  • 診断型積雪モデルを応用した東北6県における積雪水量分布の準リアルタイム再現システムの試み

    本谷 研, 平島寛行, 佐野浩彬, 河島克久

    東北の雪と生活 ( 日本雪氷学会東北支部 )  ( 35 ) 42 - 45   2020年12月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   国内共著

    積雪深ベースのデータベースでは、平地や道路沿いの積雪深計による積雪分布はどうしても山岳などの標高の高い領域での積雪分布推定に難があるほか,こうした積雪深分布に基づいた積雪荷重分布推定も同様の問題があるうえ,気象庁の解析積雪深・降雪量分布も同様の同化積雪深データの偏在による問題と領域モデルの制約により細かな地形を反映することは難しい.これを解決する手段として,ルーチン気象データを入力としながら気象要素の高度分布も考慮することで山岳などの高標高領域の積雪水量も推定可能な診断型積雪分布モデル (Motoya et al., 2001; 本谷, 2008) にデータの自動取得などの機能を追加して,東北6県における前日までの毎日・1km 四方平均の積雪水量分布を準リアルタイムで再現した.

  • 東北6県における2019-20年冬季の降積雪の特徴-過去40冬季で最小となった雪水総量-

    本谷 研, 平島寛行, 佐野浩彬, 河島克久

    雪氷北信越 ( 日本雪氷学会北信越支部 )  ( 40 ) 17 - 19   2020年09月

    研究論文(学術雑誌)   国内共著

    ルーチン気象データと診断型積雪水量分布モデルを用いて、2019-20年冬季における東北6県の降積雪分布と領域合計の積雪水量(雪水水量)およびその季節変化を計算した。2019-20年冬季は冬型が持続せず、記録的な暖冬・寡雪となり、モデルにより推定した東北6県全体の積雪水量合計(=雪水総量)は過去40冬季で一番少なかったことが分かった。

  • 東北 6 県における2018-19年冬季の降積雪の特徴

    本谷 研

    東北の雪と生活   34   40 - 43   2020年03月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   単著

    よく知られているように降積雪現象は空間的にも時間的にも変動が大きい自然現象で,いわゆる雪国であっても積雪量の年々変動は極めて大きい.例えば東北の秋田県付近に注目すると,平成 18 年豪雪で県央・県北で大雪になった以降しばらく暖冬・寡雪の気候が続いたのち 2010-11 から 2014-15 年冬季まで 5 冬季連続で雪が多い傾向が続いた.その後,2015-16 年冬季は全国的な暖冬で暖冬・寡雪傾向となったが,2016-17 年冬季は山間部での積雪はやや少ないものの,東北地方日本海側の多くで平年並みの積雪となった.続く 2017-18年冬季は強い寒気の流下が頻発するとともにラニーニャ傾向によるものか低気圧の発生・発達が多く,東北地方日本海側では沿岸・平地も含め多雪となった. しかし,2018-19 年冬季は暖冬傾向で多くの地域で降雪量も平年を下回ったが,秋田県南内陸部などでは降水量は平年よりやや多く,平年以上の積雪量であった.こうした 2018-19年冬季の降積雪の推移と分布傾向について,ルーチン気象データと診断型積雪水量分布モデルや気象資料により考察したので紹介する.

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    ◆研究会,シンポジウム資料等【 表示 / 非表示

  • ダイヤモンドダスト(細氷)生成実験における微水滴供給の工夫 -水蒸気→微水滴→細氷方式-

    本谷 研

    雪氷研究大会(2022・札幌)講演要旨集     185 - 185   2022年09月

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等)   単著

  • 東北6県における新・旧平年値に対応した積雪水量分布とその変化―1981~2010年および1991-2020年の30年平均の比較―

    本谷 研

    雪氷研究大会(2021・千葉―オンライン)講演要旨集     156 - 156   2021年09月

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等)   単著

    DOI

  • 積雪モデルを用いた積雪重量分布情報の長期データセットの作成

    平島 寛行, 本谷 研, 河島 克久, 佐野 浩彬

    雪氷研究大会(2021・千葉―オンライン)講演要旨集     182 - 182   2021年09月

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等)   国内共著

    DOI

  • 遠隔授業用雪氷実験キットの開発と実践−復氷・雪崩の実験−

    本谷 研

    雪氷研究大会講演要旨集 ( 公益社団法人 日本雪氷学会/日本雪工学会 )  2020 ( 0 ) 138 - 138   2020年

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

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    DOI

  • ◆その他【 表示 / 非表示

  • 1kmメッシュ積雪重量分布情報の作成による雪おろシグナルの高度化

    平島 寛行, 本谷 研, 河島 克久, 佐野 浩彬

    雪氷研究大会講演要旨集 ( 公益社団法人 日本雪氷学会/日本雪工学会 )  2020 ( 0 ) 153 - 153   2020年

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    DOI

  • 北陸地方を中心とした広域雪氷災害に関する調査研究

    河島 克久, 松元 高峰, 本田 明治, 上石 勲, 小杉 健二, 山口 悟, 平島 寛行, 山下 克也, 安達 聖, 伊豫部 勉, 高橋 徹, 本谷 研, 藤本 明宏, 宮島 昌克, 池本 敏和

    自然災害科学総合シンポジウム講演論文集 ( 京都大学防災研究所自然災害研究協議会 )  55   43 - 55   2018年09月

    2017/18年冬期の北陸地方を中心とした広域かつ多様な雪氷災害に対して, 被害の実態と発生過程を明らかにするため, 7機関15名の研究者から成る研究グループを構成して調査を行った。その結果, 顕著な偏西風の蛇行で分裂した極渦の一つが極東の上空で冬季の間ほぼ留まっていたため低温大雪が持続されたことや, 新潟県から福井県にかけての海岸平野部の積雪量の多さに特徴があったことが分かった。また, 国道8号線における長時間立ち往生(車両滞留)の発生過程, 新潟県佐渡島や石川県能登地方で多発した水道管凍結被害の実態と原因, 老朽化した建築物の倒壊をもたらした雪荷重, 冠雪害の状況と発生時の気象条件, 大規模な雪崩や雪泥流による被害とその発生過程等が明らかになった。

    CiNii Research

  • 秋田県及びその周辺の 2017-18 年冬季における積雪水量分布の特徴について -診断型積雪分布モデルによる考察-

    本谷 研, 小杉 健二, 安達 聖

    雪氷研究大会講演要旨集 ( 公益社団法人 日本雪氷学会/日本雪工学会 )  2018 ( 0 )   2018年

    DOI

  • 2017-18 年冬季に秋田・山形両県で発生した雪氷災害についての報告

    安達 聖, 小杉 健二, 本谷 研, 和泉 薫

    雪氷研究大会講演要旨集 ( 公益社団法人 日本雪氷学会/日本雪工学会 )  2018 ( 0 )   2018年

    DOI

  • 「卒論・修論のための自然地理学フィールド調査」

    本谷 研

    水文・水資源学会誌 ( 水文・水資源学会 )  31 ( 1 ) 42 - 43   2018年

    DOI CiNii Research

Book(書籍) 【 表示 / 非表示

  • 日本気候百科

    編集代表:日下博幸、藤部文昭、編集委員:吉野正敏、田林明、木村富士男、2章2.2「秋田県の気候」本谷 研 ( 担当: 共編者 )

    丸善出版  2018年01月 ISBN: 978-4-621-30243-9

学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本雪工学会 技術賞

    2021年06月04日   日本雪工学会   屋根雪下ろし判断のための「雪おろシグナル」の開発と運用

    受賞者:  平島寛行,伊豫部勉,河島克久,佐野浩彬,本谷研

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 全層雪崩の発生予測にブレークスルーもたらす大型斜面ライシメータ観測

    萌芽研究

    研究期間:  2014年04月  -  継続中 

  • 全層雪崩の発生予測にブレークスルーもたらす大型斜面ライシメータ観測

    挑戦的萌芽研究

    研究期間:  2014年04月  -  2017年03月  代表者:  河島 克久, 納口 恭明, 松元 高峰, 伊豫部 勉, 飯倉 茂弘, 本谷 研

受託研究受入実績 【 表示 / 非表示

  • 秋田県周辺の遠隔地における診断型積雪分布モデルの検証観測に関する研究

    提供機関: 克雪技術研究協議会  一般受託研究

    研究期間:

    2020年10月
    -
    2021年03月

    代表者: 山尾 順紀

    診断型積雪分布モデル(本谷, 2008)は、気象庁のルーチン気象データをもとに、1キロ四方の平均的な水・エネルギー収支から毎日の積雪水量分布を計算できる。現在、防災科学技術研究所開発の積雪荷重分布計算システム「雪おろシグナル」とこのモデルを組み合わせ高解像度化し、山岳における積雪分布などもより現実に近づけるべく共同研究を進めているが、入力気象データや同化積雪深データのない遠隔地における計算精度の検証が不足している。このため、冬季の秋田県周辺の遠隔地において、調査地点の選定と観測手法の確認を行い、積雪深・積雪密度・積雪水量の現地観測を行う。

学会等発表 【 表示 / 非表示

  • 立山連峰を対象とした1kmメッシュスケールでのルーチン気象データによる積雪分布の再現

    杉浦幸之助,本谷研

    雪氷研究大会 (2023・郡山)  2023年09月  -  2023年09月   

    ルーチン気象データを入力とする診断型積雪分布モデル(SSDM: Motoya et al., 2001; 本谷, 2008)を用いて,立山黒部アルペンルートでの長期にわたる積雪データとを比較して,積雪の再現性について調べた

  • 積雪変質モデルを用いた屋根落雪危険度推定に向けた試み

    平島寛行,河島克久,本谷研,佐野浩彬

    雪氷研究大会(2023・郡山)  2023年09月  -  2023年09月   

    屋根雪に関連した事故としては家屋の倒壊や雪下ろし中の転落事故のほか、屋根からの落雪による埋没事故なども多数見られている。SNOWPACK では様々な積雪情報が出力されるが、現行の雪おろシグナルで発信している積雪重量の情報では、落雪の危険度を推定することは難しい。そこで本研究では、SNOWPACK で出力される積雪重量以外の計算結果と新聞記事から収集した落雪事故との比較を行い、落雪事故時における積雪の計算結果から落雪危険性の推定が可能となるか検討を行った。

  • 秋田県およびその周辺における2022-23 年冬季の積雪と雪氷災害の特徴

    本谷 研

    雪氷研究大会(2023・郡山)  2023年09月  -  2023年09月   

    2022-23年冬季の北日本日本海側では,断続的な寒気の流下に
    より厳冬期は平年並みに低温だったものの,気温変動が大きく
    雪解けが早い傾向となった.秋田県でも昨冬期ほどの大雪では
    ないものの平年並みの降雪量があり,冬の始まり(12 月から翌1月初め)は低温傾向だったものの,1 月下旬から2 月に入ると降雪は一段落し,3月になると気温がかなり高くなった.このため,急速に雪解けが進んだ.こうした2022-23 年冬季の積雪の推移と分布傾向について,ルーチン気象データと診断型積雪水量分布モデルや気象資料により特徴をまとめたほか,秋田県内の雪に関する被害状況と積雪変化や融雪量,降雨量との関連についてもモデルを応用して調べた

  • 東北6県周辺における 2021-22 年冬季の降積雪の特徴

    本谷 研

    2022年度(公社)日本雪氷学会東北支部研究発表会  (オンライン)  2022年05月  -  2022年05月    (公社)日本雪氷学会東北支部

  • 東北6県における2020-21年冬季の降積雪の特徴

    本谷研

    2021年度(公社)日本雪氷学会東北支部研究発表会  2021年05月  -  2021年05月   

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学外の社会活動(高大・地域連携等) 【 表示 / 非表示

  • 平成29年度秋田大学公開講座「秋田県で想定される自然災害と防災に関する公開講座」

    2017年12月
     
     

    第4回12月13日(水)18:30~20:00
    「秋田県における気象災害・雪災害の特徴とその対策について」
    と題し、本県の気候特性や豪雪、日本海上で発生する低気圧や日本海コースで北上する台風に関する災害、2017年7月豪雨の解説、雪氷災害の特徴と防災のための知識などについて話した。