科研費(文科省・学振)獲得実績 - 後藤 猛
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改良型トランスグルタミナーゼの近接依存反応を利用した複合タンパク質フィッシング法
基盤研究(C)
研究期間: 2016年04月 - 2019年03月
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遺伝子の自在な装填を可能にする高効率タンパク質ー核酸ハイブリッド型ベクターの創製
基盤研究(C)
研究期間: 2012年04月 - 2015年03月
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バキュロウイルス時間差多重感染による糖鎖修飾ライブラリー構築システムの開発
基盤研究(B)
研究期間: 2009年04月 - 2012年03月
種類の異なる糖転移酵素遺伝子を組み込んだバキュロウイルスを昆虫細胞に時間差で多重感染することにより,糖鎖修飾ライブラリーを構築するシステムの開発を目的としている。これまで,糖鎖修飾を施すモデルタンパク質としてヒトインターロイキンン-2(hIL-2),糖転移酵素としてN-アセチルグルコサミルトランスフェラーゼとβ-ガラクトシルトランスフェラーゼを発現する組換えバキュロウイルスを作成した。種々感染条件において生成するhIL-2を精製し,LC-IT-TOFにより糖鎖の構造解析を行った。
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酵素展示バキュロウイルスの細胞結合能を指標とする新規ウイルスタイター測定法の開発
基盤研究(C)
研究期間: 2009年04月 - 2012年03月
早期発現型のGP64プロモーターと後期発現型のPolhプロモーター制御下に,グルタミルS-トランスフェラーゼとEGFPをエンベロープ表層タンパク質GP64に融合発現させる酵素展示バキュロウイルスを構築した。現在,これらの組換えウイルスの生成挙動に及ぼすプロモーターの影響について調べている。さらに,ウイルスタイター測定法に応用するための諸条件を検討した。
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レニン阻害物質探索系の構築と食物由来レニン阻害物質の構造機能相関解析
基盤研究(B)
研究期間: 2008年04月 - 2011年03月
昆虫細胞-バキュロウイルス発現系でレニン前駆体のプロレニンを発現させると,ウイルス由来の酵素による加水分解がその場で起こり,活性型レニンが高生産されることを見出し,その仕組みを明らかにした(Biosci. Biotechnol. Biochem., 2007 & 2010)。これにより大量生産したレニンを用いて多種類の大豆成分をスクリーニングし,血圧上昇抑制活性があるアルカロイドを見出して生理活性試験を行い,その構造を決定した(Biosci. Biotechnol. Biochem.,2008)。また,各種サポニン類を用いてレニン阻害活性を検討し,グルクロニドサポニンがレニン阻害サポニンであることを明らかとした(Biomed. Res., 2010)。さらに、高血圧モデルラットを用いた実験で大豆サポニンが血圧上昇抑制効果のあることを実証した(Biosci. Biotechnol. Biochem., 2010)。一方,米にもレニン阻害物質の存在を見出し,その構造をオレイン酸及びリノール酸と同定するとともに,アラキドン酸,EPAやDHAなどを含む遊離不飽和脂肪酸類がレニンを阻害することを明らかにした(Biosci. Biotechnol. Biochem., 2010)。その他4編(No. 1-4 )
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多段連続培養と利用した嫌気性微生物叢の階層的共生気候の解明とメタン生成の高効率化
基盤研究(C)
研究期間: 2007年04月 - 2009年03月
本申請研究は,嫌気的な汚泥消化・メタン生成プロセスに関わる複雑な微生物叢を階層的に特徴が類似している三つの微生物群(加水分解菌群,水素・酢酸生成菌群,メタン生成アーケア群)に大別し,これらの培養に多段連続型バイオリアクターを導入することよって嫌気性微生物の共生関係を解明し,高効率なメタン生成プロセスを設計することを目的とする。
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優生外来種移植による嫌気性ミクロフローラの改良と動態解析方法の開発
基盤研究(C)
研究期間: 2006年04月 - 2008年03月
下水処理プロセスから大量発生する余剰活性汚泥や都市型生ゴミなどを嫌気性微生物により分解・発酵してメタンガスとして回収するプロセスが利用されるようになってきた。このプロセスでは,高分子有機化合物を低分子化する加水分解菌,低分子有機化合物を有機酸やアルコール,H2,CO2 に分解する酸生成細菌,有機酸やアルコールをH2,CO2,酢酸に分解する H2 生成酢酸生成細菌,水素資化性メタン生成古細菌(アーケア),酢酸資化性メタン生成アーケアが栄養共生的に反応してメタンが生成される。しかし,この嫌気的ミクロフローラによる反応速度は非常に低く,中でもメタン生成アーケアの反応がプロセスの律速過程となっている。
一方,海底熱床付近などの特殊環境からもメタン生成アーケアが単離されている。これらの中には増殖速度とメタン生成速度が通常のメタン生成アーケアよりも1オーダーも高いものもあり,既存プロセスへの利用も期待される。しかし,その培養には偏嫌気性菌に特殊な培養技術を必要とすること,ミクロフローラの菌叢分布を簡便に定量解析できる手法がないことなどの理由により,その高度利用に向けた研究はほとんど行われていない。
本研究では,(1) 菌叢の動態を定量的に解析する新たな手法を開発し,(2) 外来のメタン生成アーケア優生株の移植により嫌気性ミクロフローラを改良して高効率なメタン生成回収システムを構築することを目的とする。 -
Radio-labeling of virus envelope by phosphatidylethanolamine N-methyltransferase and virus detection using host specific binding
文部科学省国際研究集会派遣研究員渡航費
研究期間: 2005年07月 - 2005年07月
Sequential profiles of carboxyl and cysteine proteases expressed in virus-infected insect celol culture and their inhibition by thermal treatment and inhibitor supplementationと題する発表(ポスターと口頭発表の併用)
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ウイルスエンベロープの標識による感染性動物ウイルスの網羅的検出のための
基盤研究(C)
研究期間: 2004年04月 - 2006年03月
本研究は,バキュロウイルスをモデルウイルスとし,免疫学的・遺伝学的情報に依らない感染性動物ウイルスの全く新しいin vitroウイルス標識検出方法を考案し,この方法論の妥当性を明らかにしたものである。感染に直接関与しないウイルス表層のリン脂質膜(エンベロープ)に着目し,①ホスファチジルエタノールアミンN-メチルトランスフェラーゼ(PEMT)によってエンベロープが酵素的に放射能標識できること,②感染性の標識バキュロウイルスのみが宿主細胞との特異的な結合によって共存する未反応の放射性基質と分離して分析できることを明らかにした。Envelope-Labeled Virus Assay(ELVA)と命名したこのウイルス標識・検出方法は,免疫学的・遺伝子的情報を全く必要としないことから,未知ウイルスの検査方法としての可能性も期待できる。さらに,このELVA法をウイルス安定性の評価に応用した。すなわち,種々条件下で処理したバキュロウイルス試料をELVA法で分析し,先の細胞結合放射能とウイルス力価の相関関係から残存するウイルス力価を測定した。その結果,種々条件下におけるバキュロウイルスの失活挙動が明らかになった。
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Sequential profiles of carboxyl and cysteine proteases expressed in virus-infected insect celol culture and their inhibition by thermal treatment and inhibitor supplementation
文部科学省国際研究集会派遣研究員渡航費
研究期間: 2001年09月 - 2001年09月
Sequential profiles of carboxyl and cysteine proteases expressed in virus-infected insect celol culture and their inhibition by thermal treatment and inhibitor supplementationと題する口頭発表
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固定化プロテアーゼ阻害剤を利用した昆虫細胞-バキュロウイルス発現プロセスの効率化
若手研究(A)
研究期間: 1998年04月 - 2000年03月
固定化プロテアーゼ阻害剤を利用した昆虫細胞-バキュロウイルス発現プロセスの効率化
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固定化複合酵素の二段階連続反応を利用したグルタチオンのワンポット合成に関する研究
若手研究(A)
研究期間: 1995年04月 - 1996年03月
固定化複合酵素の二段階連続反応を利用したグルタチオンのワンポット合成に関する研究
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新規な分離用カラム充填材・アルギン酸-キトサン混成ミクロビーズの調製と利用
若手研究(A)
研究期間: 1994年04月 - 1995年03月
新規な分離用カラム充填材・アルギン酸-キトサン混成ミクロビーズの調製と利用
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膜在性酵素の固定化担体の開発とその利用
若手研究(A)
研究期間: 1993年04月 - 1994年03月
膜在性酵素の固定化担体の開発とその利用
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裏打ち構造により安定化されたリポソームの調製とそのバイオリアクターへの応用
若手研究(A)
研究期間: 1990年04月 - 1991年03月
裏打ち構造により安定化されたリポソームの調製とそのバイオリアクターへの応用