MISC(査読の無い研究業績) - 三浦 広志
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胎盤位置異常症例における画像診断による後方視的検討
今野 めぐみ, 高須賀 緑, 三浦 康子, 三浦 広志, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会プログラム・抄録集 ( 東北連合産科婦人科学会・北日本産科婦人科学会 ) 143回 56 - 56 2017年06月
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妊娠初期に梅毒血清反応検査陰性であった母体より出生した先天梅毒の一例
高清水 奈央, 安達 裕行, 伊藤 誠人, 高橋 勉, 太田 翔三, 新井 浩和, 下田 勇樹, 三浦 広志, 佐藤 朗
秋田医学 ( 秋田医学会 ) 44 ( 1 ) 51 - 55 2017年06月
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近年,梅毒罹患者数は急激に増加している.若年女性の梅毒罹患に伴い今後先天梅毒の増加が予想され,周産期に携わるものは常に念頭におかなければならない感染症である.母体の妊娠初期に梅毒血清反応陰性であったにも関わらず児に先天梅毒を発症した1例を報告する.母親は23歳,初産.妊娠初期より定期の妊婦健診を受けており,妊娠10週の梅毒血清反応は陰性であった.妊娠29週に切迫早産の診断で当院に搬送され,発熱,肝機能異常,原因不明の皮疹を認めた.胎児は胎児腹水および肝腫大を指摘されたが原因は不明であった.在胎32週2日に胎児機能不全となり緊急帝王切開で出生したが,児は新生児遷延性肺高血圧があり重篤な状態であった.出生時より全身皮膚剥離,著明な肝腫大,血小板減少,CRP上昇,高IgM血症なども認め,母親に性感染症の既往があったことから先天梅毒を疑い,梅毒血清反応を調べたところ母児ともに陽性であり先天梅毒として治療を開始した.ペニシリンでの治療が奏功し,日齢75に退院し,現在外来で経過観察中である.ハイリスク妊婦や子宮内感染を疑う児に対しては,妊娠初期にスクリーニングが陰性であっても梅毒を念頭に置くことが必要である.(著者抄録)
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当院で経験した筋緊張性ジストロフィー合併妊娠12例について
三浦 広志, 高須賀 緑, 高橋 和江, 今野 めぐみ, 三浦 康子, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会プログラム・抄録集 ( 東北連合産科婦人科学会・北日本産科婦人科学会 ) 143回 70 - 70 2017年06月
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もやもや病合併妊娠は帝王切開の適応か
富樫 嘉津恵, 佐藤 朗, 三浦 広志, 菅原 多恵, 佐藤 惠, 寺田 幸弘
日本周産期・新生児医学会雑誌 ( (一社)日本周産期・新生児医学会 ) 53 ( 1 ) 50 - 56 2017年05月
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1999年〜2013年に当科で周産期管理を行った、もやもや病合併妊娠の11分娩、7症例を対象に、分娩管理方法・転帰について検討した。その結果、分娩時母体年齢は中央値32歳、分娩歴は初産5分娩、経腟6分娩であった。もやもや病診断年齢は中央値25歳で、側副血行路再建術を施行後に妊娠した症例は2例、未施行で妊娠した症例は5例であった。経腟分娩した7例を硬膜外麻酔による和痛管理群3例と非介入群4例に分け比較したところ、和痛管理群では収縮期血圧変動(dBp)が低い傾向にあった。経腟分娩7例のdBpは分娩第二期の所要時間と正比例する傾向にあった。分娩第二期短縮のための吸引分娩を行った3例のうち、妊娠高血圧症候群を合併しない2例はdBpが正比例せず、抑制されていた。
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当科で経験した両側胎児水腎症を呈した3例 娩出時期に関する考察を中心に
藤嶋 明子, 佐藤 朗, 小野寺 洋平, 亀山 沙恵子, 下田 勇輝, 畠山 佑子, 三浦 広志, 田村 啓成, 安達 裕行, 寺田 幸弘
秋田医学 ( 秋田医学会 ) 43 ( 3-4 ) 113 - 118 2017年03月
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症例1は36歳女性で、2経妊1経産で自然妊娠、妊娠28週健診時、両側多発性腎嚢胞、羊水過多を指摘された。MRIで羊水は認めず、右腎盂1.4cm、左腎盂2.1cmに拡大したグレード(GD)4の水腎症を認めた。両側腎臓に直径2cm大の皮質下嚢胞があり超音波でキーホール徴候が得られた。後部尿道弁(PUV)と出生前診断し、妊娠35週で娩出とした。妊娠35週4日、常位胎盤早期剥離のため緊急帝王切開を行い、児は2209g男児でApgarスコア(AS)1分値4点・5分値6点で臍帯動脈血ガス分析pH7.4であった。NICU入室後、努力呼吸が増悪し気管挿管した。肺低形成のため新生児遷延性肺高血圧症・気胸を合併し高頻度振動換気(HFO)による人工呼吸管理、一酸化窒素吸入療法・持続胸腔ドレナージを行った。出生後、無尿状態で高K血症を認め腹膜透析した。日齢64に膀胱鏡下尿道切開術を行い、日齢77に退院し、日齢133に腹膜透析カテーテルを抜去した。症例2は41歳女性で、1経妊1経産で自然妊娠、妊娠25週健診時に重度羊水過多と胎児腹腔内嚢胞を指摘された。初診時超音波検査では胎児腹腔内嚢胞を認めず、多量の胎児腹水を認めた。妊娠26週5日より入院し超音波検査、MRIで両側腎盂が1.5cm拡大したGD1の水腎症、腎実質の菲薄化、多量の胎児腹水を認めた。胸部圧迫解除と腎機能保護のため定期的腹水除去を行った。穿刺3〜4日で胎児腹囲が穿刺前と同等に拡大し、腎機能は保たれていると推測した。妊娠32週、MRIで腹水減少、右腎皮質下嚢胞を認め正期産の分娩を行った。児は2953g、AS1分8値点・5分8値点で臍帯動脈血ガス分析pH7.27であった。NICU入室、重度肺低形成のためHFOを行うもSpO2の上昇不良であった。NO吸入療法も行ったが効果なく、超音波で腹水、虚脱膀胱を認め、両腎の血流は殆どなく、末期腎不全であった。腹膜透析を行ったが呼吸不全が急激に進行し日齢1に死亡した。症例3は32歳女性で、0経妊0経産で自然妊娠、二絨毛膜一羊膜双胎と診断され、妊娠15週に先進児は子宮内胎児死亡となった。妊娠20週に後続児の両側水腎症、膀胱拡大が生じた。妊娠38週、計画分娩のため分娩誘発し、妊娠38週2日、自然分娩した。AS1分値7点・5分値8点で、臍帯動脈血ガスpH7.4で出生した。新生児一過性多呼吸で日齢0にNCPAP管理を行った。日齢13に行ったMAG3シンチで両腎とも閉塞パターンを示した。両側腎盂尿細管移行部狭窄と診断し、日齢16退院した。退院後、左水腎は改善傾向であるが、右水腎は増悪傾向で腎盂形成術が予定されている。
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前回妊娠時に肺塞栓を起こした先天性AT-III欠損症合併妊娠の一例
三浦 広志, 吉川 諒子, 今野 めぐみ, 三浦 康子, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
日本産科婦人科学会雑誌 ( (公社)日本産科婦人科学会 ) 69 ( 2 ) 740 - 740 2017年02月
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完全大血管転位症(Jatene手術後)合併妊娠の1例
今野 めぐみ, 吉川 諒子, 三浦 康子, 三浦 広志, 佐藤 朗, 寺田 幸弘
日本産科婦人科学会雑誌 ( (公社)日本産科婦人科学会 ) 69 ( 2 ) 882 - 882 2017年02月
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治療的頸管縫縮術後の早産予測因子としての羊水エラスターゼの有用性
畠山 佑子, 三浦 広志, 佐藤 朗, 小野寺 洋平, 佐藤 直樹, 清水 大, 熊澤 由紀代, 真田 広行, 平野 秀人, 寺田 幸弘
日本産科婦人科学会雑誌 ( (公社)日本産科婦人科学会 ) 69 ( 2 ) 751 - 751 2017年02月
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