後藤 文彦 (ゴトウ フミヒコ)

GOTOU Humihiko

写真a

所属

大学院理工学研究科  システムデザイン工学専攻  土木環境工学コース 

ホームページ

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotou/

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 構造工学

  • 木構造

出身大学院 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1994年03月

    東北大学  工学系研究科  博士課程  修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 東北大学 -  博士(工学)

職務経歴(学内) 【 表示 / 非表示

  • 2016年04月
    -
    継続中

    秋田大学   大学院理工学研究科   システムデザイン工学専攻   土木環境工学コース   教授  

学会(学術団体)・委員会 【 表示 / 非表示

  • 1987年04月
    -
    継続中
     

    日本国

     

    土木学会

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 構造工学、地震工学

取得資格 【 表示 / 非表示

  • 高等学校教諭免許(専修・1種)

  • 修習技術者(情報工学部門)

 

学位論文 【 表示 / 非表示

  • A numerical technique for finite displacement problems of spacial frames

    後藤文彦

      1994年03月

    単著

研究等業績 【 表示 / 非表示

    ◆原著論文【 表示 / 非表示

  • 加速度センサー搭載タブレットを用いためおと橋の振動特性評価

    及川 大輔, 岩崎 圭音, 後藤 文彦, 青木 由香利

    土木学会論文集 ( 公益社団法人 土木学会 )  79 ( 7 ) n/a   2023年  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)  

    <p> 橋梁の振動特性を把握することは,橋梁全体の剛性の評価などの観点から重要である.しかし,橋梁の振動測定で用いられるサーボ型速度計などの測定機器は高価なものが多く,点検目的や研究目的で誰もが容易に入手して使用できるものではない.そこで,本研究では加速度計が搭載されている安価なタブレット端末を用いて,木歩道橋に対して十分な精度の振動測定が行えるかどうかを検討した.最も卓越する鉛直逆対称モードに関しては,雑音の影響も少くタブレット端末による測定値と数値解析との誤差は−4.0%程度となり,加速度計を搭載したタブレット端末による振動測定の有用性が確認された.また,固有振動数や減衰定数の値を,鋼・コンクリート橋に対する概算式から得られる値と比較することで,測定した木歩道橋の振動特性について考察した.</p>

    DOI CiNii Research

  • 経年による木製アーチ道路橋(かじか橋)の構造性能と健全度調査

    及川 大輔,故 菅沼 源二郎,本田 秀行,後藤 文彦

    木材工学論文報告集 ( 土木学会 )  19   72 - 79   2021年02月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   国内共著

  • 27年供用された木橋部材の劣化評価

    及川 大輔, 藤原 有沙, 後藤 文彦, 野田 龍, 石黒 駿

    土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) ( 公益社団法人 土木学会 )  77 ( 5 ) I_45 - I_54   2021年  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)  

    <p> わが国での近代木橋の歴史は1987年に第1号橋が架設されてから34年と欧米と比べ非常に浅く,架替えの適用もまだ少ないため,撤去した部材に対する部材強度のデータ蓄積はあまり行われていない.今後,土木材料として木質材料を利用していくためには,供用されていた木材の部材強度等のデータは非常に重要である.本研究では,2020年に架替えが行われた めおと橋の部材を回収し,静的・動的方法から各部材の剛性や強度を求めた. その結果,部材の剛性はアーチリブ,補剛桁など構造上主要な部材では10%程度の低減であり,アーチ部材・床桁ともに応力照査では許容応力内に収まっていた.アーチリブ端部など,腐朽の進んだ箇所の部材については測定していないが,それ以外の箇所については,27年経年した木材も一定程度の剛性と強度を有していることがわかった.</p>

    DOI CiNii Research

  • 節の影響を考慮した木部材の数値モデル化

    君島 真美, 青木 由香利, 後藤 文彦, Hamid VALIPOUR

    土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) ( 公益社団法人 土木学会 )  77 ( 5 ) I_1 - I_7   2021年  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)  

    <p> 近年,二酸化炭素排出量の抑制が最も対処が必要な環境問題の一つとなっている.そんな中,二酸化炭素排出量を削減でき,なおかつリサイクルにも最適なサステイナブルな建設材料として木材が見直され,その有効利用が世界中で促されている.本研究では,日本の土木業界における木材利用を促すことを最終目標に,木材と鋼材を組み合わせたハイブリッド部材の研究開発を進めている.</p><p> これまでの先行実験研究により,木材に不可避の特徴である節の存在が新しい木部材の強度を弱めることが分かっているため,ここでは,木部材に節を再現した数値解析モデルを作り,応力分布や破壊形状などを数値解析的に検証するパラメータスタディーを行った.</p>

    DOI CiNii Research

  • 鋼製防護柵を取り付けたCLT床版の破壊挙動

    小川 虹輝, 後藤 文彦, 佐々木 貴信, 荒木 昇吾, 青木 由香利

    土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) ( 公益社団法人 土木学会 )  77 ( 5 ) I_55 - I_63   2021年  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)  

    <p> CLTは,疲労耐久性が高く軽量であることから橋梁床版としても期待されているが,床版としての普及を促すには,防護柵を取り付けられること,またその安全性を確認することが必須である.そこで,本研究では鋼製防護柵を鋼製部材でCLT床版に接合する構造を提案するが,車輌の衝突による防護柵の破壊形態としては,防護柵基部の降伏と取付金具のCLT床版へのめり込みを想定している.こうした破壊に至る直前の接合部の応力状態を,鋼製材料とCLT材料に弾塑性モデルを仮定することで,比較的簡易に有限要素解析する手法を示し,防護柵や取付金具の寸法が応力状態に与える影響等を考察する.</p>

    DOI CiNii Research

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    ◆国際会議プロシーディングス【 表示 / 非表示

  • Construction Examples of On-Site Timber Stress-Laminated Box-Beam Bridges

    Tomohumi Huzita, Humihiko Gotou, Takanobu Sasaki, Ryu Noda

    World Conference on Timber Engineering     2018年08月

    研究論文(国際会議プロシーディングス)   国内共著

  • Spacial Beam Analysis using Rotation Group and Rotational Angles about Three Axes

    Humihiko Gotou, Takashi Kuwataka, Tetsuo Iwakuma

    Advances in Computational Engineering & Sciences   1   837 - 842   2000年08月

    研究論文(国際会議プロシーディングス)   国内共著

  • ◆研究会,シンポジウム資料等【 表示 / 非表示

  • 凍結融解が木材の曲げ強度性能に与える影響に関する基礎的実験

    野田 龍, 石橋 賢弥, 後藤 文彦

    木材保存 ( 公益社団法人 日本木材保存協会 )  46 ( 5 ) 251 - 258   2020年  [査読有り]

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等)   国内共著

    北海道や東北などの積雪寒冷地に建設された木製土木構造物等では,冬期に木部材の凍結融解が起こり得る。この凍結融解作用による木材強度の変化を把握するため,スギ正割材の未処理材および保存処理材を対象に,含水率および凍結融解の繰り返し回数と曲げ強度性能の関係を評価した。<br>
    24時間を1サイクルとして,未処理材,保存処理材ともに5条件(0,15,45,75,90サイクル)で凍結融解の繰り返しを行った後,曲げ試験を行った。その結果,90サイクルまでの範囲内では凍結融解の繰り返し回数に関わらず,曲げ強さと曲げヤング係数ともに平均値および最低値はほぼ一定のレベルに収まる傾向を示した。加えて,凍結融解の繰り返しによっては,曲げ強さや曲げヤング係数が大きくなることもあり,曲げ強度性能に対する凍結融解作用の影響は少ないと考えられた。

    DOI CiNii Research

  • CLT 床版を用いた既設橋梁の補修設計と施工

    佐々木 貴信, 林 知行, 後藤 文彦

    木材利用研究発表会講演概要集   17   55 - 61   2018年

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

    CiNii Research

  • ◆その他【 表示 / 非表示

  • ESTIMATION METHOD OF DEGRADATION STATE FOR TIMBER BRIDGES USING VIBRATION ANALYSIS

    Oikawa D.

    13th World Conference on Timber Engineering, WCTE 2023 ( 13th World Conference on Timber Engineering, WCTE 2023 )  4   2350 - 2355   2023年

    DOI

  • Dynamic chain reaction analysis of a cable-stayed bridge by sudden loss of stays considering cable corrosion

    Y. Aoki, H. Tsunoda, T. Akiyama, H. Gotou, S. Nakamura

    Life-Cycle of Structures and Infrastructure Systems - Proceedings of the 8th International Symposium on Life-Cycle Civil Engineering, IALCCE 2023 ( Life-Cycle of Structures and Infrastructure Systems - Proceedings of the 8th International Symposium on Life-Cycle Civil Engineering, IALCCE 2023 )    3062 - 3069   2023年

    DOI

  • 加速度センサ搭載タブレットを用いた振動測定によるめおと橋の動的特性調査

    後藤 文彦

    木材工学研究発表会講演概要集   21   81 - 88   2022年

    CiNii Research

  • 応力波伝搬法から求めたヤング率補正式の提案

    野田 龍, 末永 祐樹, 後藤 文彦

    木材学会誌 ( 一般社団法人 日本木材学会 )  67 ( 2 ) 93 - 99   2021年04月  [査読有り]

    <p>応力波伝播法を用いて既設構造部材の強度を評価するためには,センサの差し込み位置やセンサ間距離に関わらず,一定のヤング率が得られなければならない。そこで,木製土木構造物として用いられるスギ (<i>Cryptomeria japonica</i>),ヒノキ (<i>Chamaecyparis obtusa</i>),アカマツ (<i>Pinus densiflora</i>),カラマツ (<i>Larix kaempferi</i>) を対象にセンサの差し込み位置やセンサ間距離を変化させたときのヤング率を評価した。その結果,センサを表面間よりも木口間に差した方がヤング率は大きくなること,センサ間距離とヤング率には正の相関があることが分かった。そこで,センサの差し込み位置やセンサ間距離に関わらず,ヤング率が一定となる補正式を検討し,樹種別に補正式を求めた。</p>

    DOI CiNii Research

Book(書籍) 【 表示 / 非表示

  • 良いプレゼン 悪いプレゼン

    後藤 文彦 ( 担当: 単著 )

    カットシステム  2009年01月 ISBN: 978-4-87783-214-8

学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 第61回「構造工学シンポジウム論文賞」受賞論文

    2015年06月   日本学術会議,日本建築学会,土木学会  

    受賞者:  後藤文彦, 尾山龍之介, 斉藤輝, 佐々木貴信

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 環境外力を回避する環境親和型トランスフォーマブルブリッジの開発

    基盤研究(C)

    研究期間:  2023年04月  -  2026年03月 

  • CLT床版の実用化のための防腐・防水技術の開発と防護柵設置方法の検討

    基盤研究(B)

    研究期間:  2021年04月  -  2025年03月 

  • 安全性・メンテナンス性に考慮したオンサイト木橋の改良 研究課題

    基盤研究(C)

    研究期間:  2020年04月  -  2023年03月  代表者:  後藤 文彦

  • 構造景観の客観的定量化と景観評価の重回帰分析

    若手研究(B)

    研究期間:  2001年04月  -  2003年03月 

    構造景観の定量化指標を用いて人の好みを評価できるかどうかを調べるために,「畳み込み積分法」を用いて定量化した指標を説明変量とし,アンケートによる人の好みを目的変量として重回帰分析を行った.またステップワイズ法を用いて,個人個人に対しては統計的に有意な相関を示す事が確認できた.さらに同一背景に対する図案で特定の個人であれば,ある程度「好み」を予測する可能性を示した.

  • 空間固定三軸回りの回転自由度を用いた大変位解析

    奨励研究(A)

    研究期間:  1999年04月  -  2001年03月 

    はりモデルに対して空間固定三軸回りの回転自由度を用いた大変位有限要素解析の定式化を導出した。まず、全体座標系の外力仮想仕事と局所座標系の外力仮想仕事とを等置した式から、全体座標系の外力ベクトルと局所座標系の外力ベクトルとの関係式を導いた。但し、外力仮想仕事の仮想変位の回転成分は、微小であることから空間固定三軸回りの成分で表し、これと対応する外力ベクトルのモーメント成分が空間固定三軸回りの成分となるようにした。また、局所座標系の外力仮想仕事の仮想変位は、はり要素の両節点間の相対変位成分とし、よって回転成分も微小な相対回転とすることによって空間固定三軸回りの成分とした。この全体座標系と局所座標系の外力ベクトルの関係式に、いわゆる剛体変位除去の手法を用いて、局所座標系で成り立つ周知の線形剛性方程式を組み合わせることにより、全体座標系の非線形剛性方程式を導いた。要素の剛体的な大回転成分はオイラー角を用いた座標変換で表したため、接線剛性方程式を導くにはオイラー角の増分を取らなければならないが、幾何学的関係から最終的に解く増分式では、自由度が空間固定三軸回りの微小回転角成分となるようにした。そして、既存の解が存在する大変位問題に対して数値解析を行い、この定式化の精度を確認した。

寄附金・講座・研究部門 【 表示 / 非表示

  • 奨学寄付金

    寄附者名称:社団法人 日本鉄鋼連盟 2006年01月

  • 奨学寄付金

    寄附者名称:社団法人 日本鉄鋼連盟 2005年06月

  • 奨学寄付金

    寄附者名称:社団法人 日本鉄鋼連盟 2004年06月

 

教育活動に関する受賞 【 表示 / 非表示

  • 第19回木材工学研究発表会優秀講演賞

    2021年03月   土木学会  

    受賞者: 小川 虹輝

    CLT床版と鋼製防護柵の接合部の挙動

  • 第19回木材工学研究発表会優秀講演賞

    2021年03月   土木学会  

    受賞者: 佐藤 美紅

    CLT床版橋の不完全合成度について

  • 平成27年度土木学会東北支部研究奨励賞

    2016年05月   土木学会東北支部  

    受賞者: 菊地 浩貴

    「屋根部材も構造部材として寄与する屋根付き木橋の提案」
     屋根付き木橋の屋根部材は、雨や雪に暴露された環境で木材の腐朽を防ぐことが主目的であり、必ずしも剛性に寄与する部材ではない。本研究では、屋根部材も積極的に剛性に寄与するような新しいタイプの屋根付き木橋のモデルを複数提案し、有限要素解析により、それぞれの特徴や可能性を比剛性と応力分配の観点から示した。中でも五角形断面モデルが、比剛性の面からも、応力分配の面からも期待できる有効なモデルであることを示した点が高く評価された。