学会等発表 - YONG　KIM　FONG　ROSELINE

社会的孤立への支援の実施状況及び支援者の困難と工夫の実態

船越　明子,　川北　稔, ヨン　ロザリン, 斎藤　まさこ

第11回日本公衆衛生看護学会  (仙台)  2022年12月  -  2022年12月    日本公衆衛生看護学会

ひきこもり者の特徴と適切な支援を考える:居場所「ふらっと」の実績報告

ヨン　ロザリン,　岩佐　育子, 古巣　朗子, 今野　未夏

第18回秋田県公衆衛生学会  (秋田)  2022年11月  -  2022年11月    秋田県公衆衛生学会

ひきこもりの社会参画のための障害に対するアプローチを考える

荒巻　修治, ヨン　ロザリン, 野村　恭子

第18回秋田県公衆衛生学会  (秋田)  2022年11月  -  2022年11月    秋田県公衆衛生学会

ひきこもりの支援に関する研究:　ピアスタッフが運営する居場所の参与観察を通して

工藤　桃子, ヨン　ロザリン, 野村　恭子

第18回秋田県公衆衛生学会  (秋田)  2022年11月  -  2022年11月    秋田県公衆衛生学会

「コミュニティで，できる，つながる！　ひきこもる人との関わりかた」

板東 充彦, 倉光 洋平, ヨン ロザリン, 飯田 敏晴  [招待有り]

ひきこもりオンライン講習会  (東京)  2022年10月  -  2022年12月    遠見書房

ひきこもり支援から見えてくるもの

ヨン　ロザリン,　阿部　幸弘,　高橋　淳敏, 高塚　雄介

日本精神衛生学会第38回大会  (神戸)  2022年10月  -  2022年10月    日本精神衛生学会

地域の自殺対策とソーシャル・キャピタル：ひきこもり支援に目指すべきもの

Yong Kim Fong Roseline

日本社会関係学会第2回全国大会  (東京)  2022年03月  -  2022年03月    日本社会関係学会

ひきこもり状態にある人を対象としたオンライン居場所の活動と課題

船越　明子, Yong Kim Fong Roseline,　関口　瑛里

日本精神衛生学会第37回大会  (東京)  2021年12月  -  2021年12月    日本精神衛生学会

共に考えるひきこもり支援～今、私たちにできることとは～

ヨン　ロザリン  [招待有り]

第60回精神保健福祉東北大会  (秋田)  2021年09月  -  2021年09月    東北精神保健福祉連絡協議会

当事者にエンパワーメントプロセスによるひきこもり状況の変容

ヨン　ロザリン

第70回東北公衆衛生学会  (秋田)  2021年07月  -  2021年07月    東北公衆衛生学会

学術集会市民公開講座

ヨン　ロザリン  [招待有り]

日本精神保健看護学会　2021年度 学術集会市民公開講座  (山形)  2021年06月  -  2021年06月    日本精神保健看護学会　

ひきこもる人が訪問支援を受けて自分らしい働き方を見出すまでの心理的変化

斎藤正子、船越明子、Roseline Yong

第9回日本公衆衛生看護学会　  (東京)  2020年12月  -  2021年01月    日本公衆衛生看護学会　

Process of outreach services for people with hikikomori (social withdrawal) by expert workers

Akiko Funakoshi, Masako Saito, Roseline Yong, Midori Suzuki

24th World Congress of IACAPAP  (Singapore)  2020年12月  -  2020年12月    The International Association for Child and Adolescent Psychiatry and Allied Professions' (IACAPAP)

Empowering　the　hikikomori　individual　to　recovery:　coping,　trust,　existence.

Roseline Yong  [招待有り]

4th Eastern European Conference of Mental Health  (Dolj, Romania)  2020年11月  -  2020年11月    Mental　Health　Association of South-Eastern Europe

「年代別ひきこもりの疾患、予防、対策」

ヨン　ロザリン

第79回日本公衆衛生学会学術集会  (京都)  2020年10月  -  2020年10月    日本公衆衛生学会

秋田県北部A町住民における過去1か月間の希死念慮に与えるリスク因子の検討

森川 梢, 野村恭子, 森川 由基, Roseline Yong, 佐々木 久長

第79回日本公衆衛生学会学術集会  (京都)  2020年10月  -  2020年10月    日本公衆衛生学会

ひきこもり（Hikikomori）当事者に対する在宅医療の介入とその重要性

森川 梢, 森川 由基, Roseline Yong, 野村恭子

2020在宅医療連合学会  (愛知)  2020年06月  -  2020年06月    日本在宅医療連合学会

地域における若者のひきこもりの予測因子に関する分析：コホート研究―自殺念慮と相談相手がひきこもりになる予測因子―

Yong R., 藤田幸司, 金子善博, 佐々木久長

第32回日本精神衛生学会総会  (東京)  2016年12月  -  2016年12月   

当事者スタッフと来場者の皆さんとの語り合いの場.

伊藤友貴、佐藤このみ、深川純一、藤井淳一、Yong R.

第24回日本精神リハビリテーション学会  2016年11月  -  2016年12月   

地域住民におけるひきこもりの予測因子に関する分析：コホート研究.

Yong Kim Fong Roseline, 藤田幸司, 金子善博, 佐々木久長

第75回日本公衆衛生学会総会  2016年10月  -  2016年10月   

コミュニティ・エンパワメントによる社会参加型自殺対策の効果に関する研究.

2) 藤田幸司, Yong R., 金子善博, 佐々木久長, 播摩優子, 烏帽子田彰，本橋 豊

第75回日本公衆衛生学会総会  (大阪)  2016年10月  -  2016年10月   

Study on the importance of individual level cognitive social capital in suicide prevention among the community-dwelling people.

Kaneko Y., Fujita J., Yong R., Sasaki H., Eboshida A., Motohashi Y.

第5回ヨーロッパ精神衛生会議  (Prague)  2016年09月  -  2016年09月   

Differences between younger and older hikikomori people.

Yong R., Fujita K., Sasaki H.

第22回国際児童青年精神医学とその近接領域学会  2016年09月  -  2016年09月   

Similarities and differences between acute social withdrawal (hikikomori) and Internet addiction.

Yong R., Funakoshi A

第22回国際児童青年精神医学とその近接領域学会   2016年09月  -  2016年09月   

ひきこもりと生活習慣、心理社会的要因及びソーシャル・キャピタルとの関連.

Yong R., 藤田幸司,佐々木久長

第65回東北公衆衛生学総会  2016年07月  -  2016年07月   

The relationship between social participation and psychological distress among community-dwelling elderly adults.

Fujita J., Yong R., Sasaki H., Kaneko Y., Eboshida A.

第7回国際自殺予防学会アジア・太平洋地域大会  2016年05月  -  2016年05月   

中高年層のひきこもりの特徴

Yong Kim Fong Roseline、 藤田幸司、佐々木久長、金子善博

第23回精神障害リハビリテーション学会高知大会  (高知)  2015年12月  -  2015年12月    精神障害リハビリテーション学会

【背景と目的】日本では、ひきこもりの長期化、高齢化が問題となっている。ひきこもりは30歳を超えると、結婚し家庭を持つことが多くなる同世代との比較から、社会における孤立感や寂しさが強まり、心理的ストレスが高まるではないかと考えられる。また、ひきこもりを維持することはむしろ自分の事を自分で決める力が弱いためではないかと考えられる。本研究は、これらの仮説について、若年層と中高年層のひきこもりの特徴について横断的に分析し検討することを目的とした。

【方法】2012年8月に秋田県Ａ町において、15～89歳の全町民を対象に質問紙調査を実施し、回答した15～64歳3059人（有効回答率72.8％）を分析対象とした。分析項目は、性、年齢、社会参加状況、寂しさ、 孤立感、心のストレス（K6）、相談できる人の有無、希死念慮、自己の事を自分で決める力（2項目：1. 大事なことを決めるとき、親・教師・目上の人の意見に従わないと不安ですか？ ２．自分のことを自分で決めるのが恐いですか？）。「社会参加をしておらず、家族以外との親密な対人関係がない状態が長く続いていることはありますか」との質問に対して「ある」と答えた人についてはその期間を尋ね、社会参加していない期間が6ヶ月以上をひきこもりとした。分析にはカイ二乗検定および多重ロジスティック回帰分析を用いた。

【結果】若年層の9.1%と中高年層の11.9％はひきこもりであった。性別は、若年層では男性20人（44.4％）、女性25人（55.6％）、中高年層では男性163人（53.3％）、女性143人（46.7％）となっており、若年層、中高年層ともに統計学的有意差はみられなかった。中高年層のひきこもりは、非ひきこもり群に対して、寂しさと孤立感を感じる人、抑うつ傾向（K6≧9点）、希死念慮がある、相談できる人がいない割合が高く、統計学的有意差がみとめられた。多重ロジスティック回帰分析の結果、中高年層のひきこもりは、自分のことを自分で決める力が弱い（OR=1.2 ,95%CI=1.035-1.444）、抑うつ傾向（OR=1.1 ,95%CI=1. 034-1.132）が有意に関連していたが、若年層では認められなかった。

【結論】若年層と中高年層のひきこもりの特徴が。異なることが示唆された。ひきこもりの人は高齢化によって、人との繋がりがだんだん薄くなり、ストレスと生きづらさも重くなっていると考えられた。


インターネット嗜癖行動尺度（CIUS） 日本語版の信頼性と妥当性の検討

Yong Kim Fong Roseline、井上彰臣、川上憲人

第74回日本公衆衛生学会総会  (長崎)  2015年11月  -  2015年11月    日本公衆衛生学会

目的　
現代のインターネット環境の現状を反映し、2009年に開発された新しいインターネット嗜癖行動スクリーニング尺度Compulsive Internet Use Scale（CIUS）の日本語版（逆翻訳済み）を作成し、その信頼性と妥当性を検討した。

方法
データ収集と対象者：2012年7月に横断調査を実施した。社会調査の専門業者（A社）の登録モニター約100万人を総務省の「平成23年通信利用動向調査」に基づいて男女別・年代別に層化した。その上で無作為に4,886人（目標対象人数を約600人、各年代の有効回収率を5～10％に設定）を抽出し、調査依頼とWeb調査票のリンクが記された電子メールを送付した。回収数が目標対象人数（623人）に達した時点で自動的に調査を終了した。Web調査票では、基本属性（性別、年齢、地域、教育歴、職業）、インターネットの利用頻度・手段、インターネット嗜癖行動(CIUS、14項目)、既存のインターネット依存尺度（Japanese Internet Addiction Test：JIAT、20項目）、不安・抑うつ症状（K6、6項目）、孤独感(UCLA孤独感尺度、20項目)を調査した。因子構造の妥当性の検討に際しては、対象者を無作為に2群に分け、最尤推定法を用いた探索的因子分析(n=311)と確認的因子分析(n=312)を行った。尚、本研究は東京大学大学院医学系研究科・医学部倫理委員会の承認を得て実施した。

結果
CIUS（全14項目）のCronbachのα信頼性係数は0.939であり、高い内的整合性が確認された。また、CIUSとJIATとの相関係数（ピアソンの積率相関係数）は0.845(p<.001)であり、高い併存的妥当性が確認された。構成概念妥当性については、インターネットの利用頻度、K6、UCLA孤独感尺度との相関係数がそれぞれ0.279(p<.001)、0.389(p<.001)、0.261(p<.001)であり、CIUSの合計点で対象者を3群に分けた場合、CIUSの合計点が高い群ほどインターネットの利用頻度、K6、UCLA孤独感尺度の平均値が有意に高かった。探索的因子分析の結果、3因子構造（夢中、優先順位、気分転換）が抽出された（項目合計相関=0.563-0.665、χ2/df=2.4）。確認的因子分析の結果、原版で想定されている1因子構造（CFI=0.952, RMSEA=0.79 (90%CI=0.067-0.072)）、探索的因子分析で抽出された3因子構造（CFI=0.973, RMSEA=0.60 (90%CI=0.047-0.074)）ともに一定の適合度を示した。


「地域におけるひきこもり支援活動」

Yong Kim Fong Roseline

第12回秋田県公衆衛生学会学術大会  (秋田)  2014年11月  -  2014年11月    秋田県公衆衛生学会

若者のひきこもりに対する支援の一事例―光希屋（家）ふらっとの活動について

Yong Kim Fong Roseline

日本精神障害者リハビリテーション学会第22回岩手大会  (岩手)  2014年10月  -  2014年11月    日本精神障害者リハビリテーション学会

ひきこもリの社会参加要素

Yong Kim Fong Roseline, 藤田幸司

第72回日本公衆衛生学会総会  (三重県)  2013年10月  -  2013年10月    日本公衆衛生学会

「ひきこもり」と「インターネット依存」の相違

Yong Kim Fong Roseline, 船越明子

日本精神衛生学会第29回大会  (宮城)  2013年09月  -  2013年09月    日本精神衛生学会

Exploring Hikikomori - Mechanism of Onset and Maintaining Hikikomori

Yong Kim Fong Roseline, 川上憲人

第70回日本公衆衛生学会総会  (秋田)  2011年10月  -  2011年10月    日本公衆衛生学会

Hikikomori is hard to reach population, making systematic research almost impossible. Limited epidemiology evidence provides very little information of the meaning of withdrawal and isolation behavior. In this paper, we aim to describe the onset and maintenance of hikikomori with a grounded　theory approach by aiming to discover concepts and relationships to structure an explanatory theoretical frame of the nature of this experience.

Methods: Data collection was done over a period of three years, including direct snowball recruitment and online observations. Data analysis and conceptualizing theories were systematically gathered from the raw data, carefully
avoiding contamination from presumptions, to provide a meaningful insight ofthe phenomenon.
Results: A sample of 8 participants through snowballing and online observation of an accumulated of 160 people were gathered, and half of the participants from direct recruitment were non Japanese living　outside Japan. As we compared and contrasted the data, we discovered that the meaning of hikikomori was not unique to the Japanese population. One overriding theme was revealed, that of hikikomori is a phenomenon of anomic coping, was firmly constructed by two key categories: stasis and expression. Discussion: Stasis is a condition in which there is no action or progress, and an inactivity resulting from a static balance between ill-matches that marked hopelessness, which is very much thought to be of the onset of hikikomori. Expression is a manifestation of how a person could maintain in this　living condition, by transferring experience into hindrances where anonymity
online turn into a transposition of hope for the hikikomori.

TITLE: Exploring the nature, causes and consequences of “hikikomori” (social withdrawal): A recent advances in epidemiology and qualitative research

Yong Kim Fong Roseline

国際行動医学学会2010  (Washington, DC)  2010年08月  -  2010年08月   

The “hikikomori” (social withdrawal) describes a psychopathological and sociological phenomenon in which people, and especially younger generations, become completely withdrawn from society for six months or longer. The “hikikomori” was first reported in Japan, and had been thought as a culture-bounded psychopathology. But cases of “hikikomori” were reported also in Oman and Spain. Recently, a large-scale community-based epidemiology study in Japan, the World Mental Health Japan Survey, as well as other studies, reported that the prevalence, psychiatric comorbidity, and childhood risk factors of “hikikomiri”. Also a qualitative study from Hong Kong reported that “hikikomiri” was a psychopathology with difficulties in interacting with others and it was not unique to the Japanese society. In this symposium, each speaker will present their recent research findings. The advances in epidemiology and qualitative research could provide a new perspective of the nature of “hikikomori” as a unique psychopathology developed in the context of the society.